第四話


その後も俺は何人かの女を呼んではヤルというのを繰り返していた。

そして、腕時計が22時を示したときに一つのことに気がついた。
「永遠に望みを叶えられるようにする」と望めばいいのではないか?

だが、それでは不完全だということも同時に理解した。
時計が24時を示したら俺はもとの世界に戻ってしまうのだから。

ならば、もう一つの願いは決まっている。
「俺を永遠にこの世界に存在させろ!」

腕時計が0時00分00秒を示した。
日にちを見ると、

2月30日

成功したようだ。
これで俺は永遠に遊んで暮らせる!

そのとき、頭の中に声が聞こえてきた。



やはりあなたも「永遠」を望みましたね

それは正解だと思いますか

今から行われるのは「2月30日の繰り返し」

永遠に同じ日を繰り返す

いくら願いを変えても腕時計が0時になれば元通り

おめでとう

あなたはいくらでも楽しむことができる

あなたはいくらでも欲望をかなえることができる

できないのはこの世界から出ること

時間をすすめること

この二つだけ

とてもいい条件ですよね

では、お幸せに


そういうと、その声は聞こえなくなった。
俺は何を間違えた?
この世界から出られなくなっても、時間が進まなくても、おれは自分の好きなようにできる。
なにも問題はないじゃないか。

何にも
ない。

きっと
ない。

fin


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