成人向け催眠小説 甘い罠




 落ちた意識が戻ってくると、全身の血液が一瞬に沸騰したように熱いものが駆け巡った。
 声は出なくなっていた。咽喉からは喘ぎに似た息が漏れ出し、目前では女の子がくすくすと、口端を持ち上げ卑しく嗤っていた。
 蔑むような目線も、今では快感が苛立ちに勝っていた。
 もう何も出なくなった僕の股間はビクビク痙攣が止まず、伝染して体は先程から震えが止まらない。
 椅子に縛り付けられ、何度も絶頂を味わった僕はもう限界をとうに越していた。視界はぐらぐら揺れており、上なのか、下なのか解らない。
 顔を持ち上げられると、彼女の蛇のような舌が口内へと侵入してきた。押返そうにも、舌を絡めとられて、気持ちがいい。そのまま唾液をかき集める舌は蛇のように蠢いて僕の口内を犯しまわった。
 あの感覚が全身を蝕んだ。
 ―また出たの?キスだけでイクなんて―彼女は嬉しそうに僕の股間を思い切り握り締めた。喘いでいるのをお構いなしに上下にごしごしとしごく。
 出そうになると、壊死しそうなほど強く握られて出させてもらえない、地獄のような拷問だった。
 足はもうガクガクに震え、頭の中はまっしろにふやけて、出すことしか考えられない。

 ダシタイダシタイダシタイ。

 手が僕のから放れた。次いで物凄い虚無感が襲い掛かった。愚かだと思ったが、僕はもう、彼女の奴隷に成り下がっていた。
 耳元で囁かれた彼女の言葉に、全身を使って肯定した。

 ―わたしを気持ちよくして―

 椅子から解放された体は、動かすたびに快感が巡る。それでも目前の彼女を僕は抱いた。

 胸に手を這わせると、雛を握りつぶしたような甘い快楽に溺れた。

 彼女の中は、全身が蜂蜜にでも漬かったような気だるさに、全身が快楽に溺れた。

 中に出すと、狂いそうなほど甘いくて、甘い、甘い快楽に溺死した。

 僕はもう、戻ってはこれない。 












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