「直くん・・・いや、今は違ったんだっけ。・・・直ちゃん。」

「あ、え・・・僕は・・・あ、あれ?なんで僕、『僕』なんて言葉使って・・・

あれ?」

「そりゃあそうでしょ、女の子が『俺』なんて使っちゃおかしいでしょ?直ち

ゃんは女の子なんだからもっと女の子らしくしないと。」

あれっ、そういわれればなんだかそう言われてたような気が・・・

「そうだっけ・・・ごめんなさい、香織さん。僕、忘れちゃってたみたいです。」

 

「ううん。いいよ、別に。」

「ところで、あの・・・香織さん?」

「ん、何かな?」

「なんで僕縛られてるんですか?・・・僕、なにか悪いことでも?」

「ううん、違うよ?」

「え、じゃあ何で・・・」

「さて、ねぇ・・・なんでだろうねぇ?」

右に左にと体をひねってみるが、きつく縛られていて全く身動きがとれそうに

ない。

「ん・・・んん・・・ん〜っ・・・と、とけないよぉ・・・んんっ・・・」

体を曲げようとすればするほど、結果リボンがきつく締め上げるようになって

しまう。

「ふふっ、直ちゃん可愛いね・・・」

「み、見てないで解いてくださいよ。」

「えぇ〜」

「『え〜』じゃありません。こっちは一生懸命なんですよ?」

ベットの四隅に縛り付けられてるために僕の体はバンザイをするような感じに

なっている。

通常、人は筋肉を曲げることで力を込めることができるのだが、それができな

いこの格好だと身動きどころか力を入れることもままならない状態だった・・・

 

「・・・ねぇ、直ちゃん?」

「なんです・・・ふあっ!?・・・な、なにを・・・」

驚いて香織さんを見る。香織さんは指で僕の胸を優しくなでていた。

「んんっ、んぁ・・・何を・・・んっ・・・してるん、で・・・すか・・・ふ、

んぁ・・・」

「ん?手伝いだよ、直ちゃんが気持ちよくなるための。」

「そ、そんなのはいいですからぁ〜・・・んくっ・・・」

香織さんのしなやかな指が、僕の体の上で踊るように撫でていく。ツーっと線

を引くようにするかと思えば、突然くねくねと方向を変えたりしてくる。

身動きがとれないため、うまく首を起こして見ることができない。

そのため、まったく予測のできない動きに僕の体は一一一

「あっ・・・う、ん・・・ひぅっ!?・・・んぁぁ・・・」

ピクンピクンと電気が走るかのごとく、反応してしまう。

「ふふっ、可愛いなぁ〜。・・・それじゃあ、ここなんかどうかな?」

「ひぁっ!・・・そ、そこは・・・あっ、あっ・・・乳首弄っちゃ駄目です〜・・・」

 

「それっ・・・うりうり〜」

「ふ、ああんっ!・・・だ、駄目ですぅ・・・だ、め・・・ぇ・・・・」

重点的に責め立てられる僕の乳首。触れるか触れないか程度の力なのに、その

力加減がかえって刺激となり僕の頭の中を気持ちよくしていく。

「んっ・・・だ、め・・・らって・・・いってゆ・・・の、に・・・んんっ!?」

 

この迫りくる快楽を防ごうにも、肝心の両手は左右に縛られて使い物にならな

い。

防ぎたくても防げない、逃れようのない快楽・・・

防ごうと脳が命令しても腕は働いてくれず、さらに一層胸への刺激が鋭敏に感

じられてしまう。

暴れようとしても、結果頭だけを振っているような形になり逃れることはでき

ない。

この、どうしようもない感覚・・・これはなんなのだろう・・・

ただ胸が気持ちいいから?・・・違う。

相手が香織さんだから?・・・ちょっと、違う。

・・・僕が、マゾだから?

親戚に縛られて、無理やり乳首を弄られてるから、僕は感じてるの?

この抗いたくても抗えない、なすがままにされるのが僕は感じるの?

僕は・・・変態なの?

「いいんじゃない、変態でも?」

「えっ・・・香織さん・・・」

「私は好きだよ?マゾの直ちゃん。」

そういう香織さんの顔にウソ偽りはなく、全くの本心で話している・・・よう

だった。

・・・少なくとも僕から見た感じで、だけど。

「直ちゃんは嫌?自分がマゾだと・・・」

「え・・・あ・・・そ、その・・・」

「そんな人は世界には五万といるよ?・・・それに少なくとも、私はいいと思

うんだけどなぁ?」

「・・・・・・か・・・」

「ん?」

「香織さんが、それでいいって言うんなら・・・」

もしかしたら・・・僕は頭がおかしいのかも、しれない。

自分がそんな変態なんて認めるなんて・・・普通ならどうかしてる。

あぁ、でも・・・いいんだ。どうせ僕は変態なんだ。

香織さんが言ったことなんだ。香織さんがいいって言ったんだ。

なら・・・僕はそれでいい。

周りの人なんか、どうだっていいよ。

僕の中で、香織さんは誰よりも大切な人なのだから・・・

「ふふっ、それじゃあ本格的にしてあげるね。」

香織さんが身動きが取れない僕のお腹の上に馬乗りになる。

ニチュ・・・

「ひあっ、冷た・・・」

「あ、ごめん直ちゃん・・・」

お腹のあたりに冷たい感触。水っぽいそれは・・・香織さんの愛液だった。

「さて、直ちゃん・・・どんなことして欲しい?」

香織さんの腕がゆっくりと伸びてくる。

「胸を揉んで欲しい?それとも、乳首を弄って欲しい?」

「・・・り、両方とも・・・して欲し、い・・・です・・・」

「ふふっ、ワガママだなぁ・・・」

「いいよ、どっちもしてあげる。」

香織さんの手のひらが僕の両胸を覆い隠す。そして、ゆっくりと揉みしだいて

いく。

「・・・ふっ・・・う、んんっ・・・ふぅっ・・・」

胸が大きくない分、刺激が直に伝わってくる。

手の腹のところに、乳首が当たってる・・・凄く、気持ちいい・・・

「・・・ふ、くぅ・・・ふぅ・・・んっ・・・んっ・・・」

ただ揉むだけでなく、両胸を寄せ上げて谷間を作ってみせたり、一瞬手を放し

たかと思うと一一一

「ふあっ!・・・んっ、んくぁ・・・」

人差し指と親指で乳首をコリコリと摘まんだりしてくる。

次第になんだか変な気持ちが膨らんでいき、下半身がキュンとしてくる・・・

「あ、あぅ・・・か、香織さん・・・なにか、なにか変だよぉ・・・」

「ん、どうしたの?」

「なんか・・・下半身が、ムズムズするよぉ・・・それになんか、変な感じが

してくるの・・・」

「へぇ、どんな?」

「・・・体の奥がキュンってなるっていうか・・・胸が、締め付けられるよう

な感じが・・・して、くるの・・・」

「ふぅん。それはもしかしたら・・・コレのせいかもしれないねぇ?」

そういうと香織さんは僕のお腹からどいてみせる。

「ほらっ、見えるかな?自分の下半身に、何があるか・・・」

首をちょっと無理して起こしてみると、そこには・・・

「えっ、な・・・に・・・?」

下半身、通常そこには何もないはずの所に・・・何かあるのが見える。

よく、みたことがあるような気がする・・・けど、これって・・・

「男の・・・人の・・・?」

・・・オチンチン?

「あらあら、女の子がこんなものつけちゃって・・・いけないんだぁ〜」

僕の下半身には香織さんのようなオマンコはなく、お腹へとそそり立つ肉棒が

ついてあった。ヒクヒクと動き、そのたびに透明な何かがツピュ、ツピュとあ

ふれ出ていた。

「うぅ・・・ごめんなさい。」

僕も香織さんのようなものが欲しい。こんな棒じゃなく、他人を受け入れる空

虚な穴が欲しかった。そうすれば香織さんに・・・

「ふふっ、いいのよ。直ちゃんは、普通とはちょっと違った女の子だもんね。

だから周りと違ってオチンチンが生えていても不思議じゃないの。」

「それにね・・・」

「オマンコがなくったって穴はたくさんあるんだよ?例えば・・・ココとか」

そういうと香織さんはおへそに指を突っ込んでみせた。

「う・・・」

おへその中で指が擦れる度、ツンとした感覚が下半身に沸き起こる。

「ここ、なめるともっと気持ちがいいんだよ。」

指が抜かれ、変わりに香織さんの舌が侵入してくる。

「うあっ・・・う・・・くっ・・・」

ニュルニュルと、お腹の中をまさぐられているような感じ、指とはまるで違う。

 

いや・・・指よりも気持ち、いい・・・

「それに・・・ここも」

香織さんのもう片方の手が僕の股を通り抜け、お尻へと伸びる・・・

「あ、そこは・・・」

香織さんが菊門をつつく。アナルの皺を撫でられ、自然と鳥肌がたつ。

汚い所なのに、感じちゃいけない所なのに・・・

「ふっ、あん・・・いやっ、駄目なのに・・・気持ち、いいよぉ・・・」

「ふふっ、じゃあそろそろ・・・」

そういうと、香織さんは両方の動きを止めた。

「もういいよね、直ちゃん。直ちゃんの顔見てたら、私もそろそろしたくなっ

てきちゃった・・・」

再び、香織さんが僕を跨ぐようにして乗っかかる。

クチュ・・・

「!?」

驚いて下を見ると、香織さんのオマンコが僕に生えてるオチンチンと擦れるよ

うにくっついていた。

「さすがに中に挿れるのはマズイしね。・・・じゃあ、動くよ?」

そう言うと香織さんは体を手で支えながら上下に動かす。

「うっ・・・んっ・・・んっ・・・」

「ふぁっ・・・かおりさ・・・んあっ・・・」

香織さんが上下に動く度に、オマンコがオチンチンを擦りつけて・・・鈍い刺

激が頭に伝わってくる。

まるで、オマンコがオチンチンをマッサージしてるみたい・・・

「うあっ・・・かお、り・・・さぁ・・・んんっ!・・・」

「ほらっ、胸も揉んであげるよ。」

香織さんが胸を乱暴気味に揉みしだく

「うああっ、んなぁっ!?」

「もっと気持ちよくなっていいんだよ、直ちゃん?・・・もっと、もっと気持

ちよくなってよ!」

「うあぁ、くふぁっ・・・」

見上げると、香織さんが必死に腰を上下に振っている・・・

男の人に、責められてるみたいだ・・・

オチンチンがついてるのは僕のはずなのに、なんでだろう。香織さんがオチン

チンを僕に入れてるみたい・・・

感覚も、何かおかしいよ。オチンチンは外に付いてるはずなのに、お腹がさっ

きからキュンキュン疼いてる・・・。お尻から背中の先まで疼くような感覚が

駆け巡る。

初めてだからわからないけど・・・オマンコの感じ、なのかなぁ・・・

わかんないよ・・・気持ちよすぎて、わかんないよぉ・・・

「ああっ、もう・・・だめぇ!・・・うあっ、な・・・何か、くるっ・・・何

か来ちゃうよぉ!?」

「あはっ、もうイっちゃうの直くん?いいよ、思いっきりイっちゃいなよ!」

「うっ・・・ああんっ、何か出るっ!?・・・やだっ、出ちゃうっ!」

「うっ、く・・・あああぁっ!?」

駆け上がる快楽の後、ドクッ、ドクッと勢いよく発射される精液。それは僕の

お腹を汚し、胸を汚し、さらには顔まで飛んできた。

「あ・・・ぁあ・・・うぅ・・・」

「ふふっ、涎垂らしちゃって・・・可愛いなぁ。」

「でも・・・まだ止めないよ?」

「ぅえ・・・?・・・うくっ、あん・・・な、なにをっ!?」

香織さんは腰を休める事なく、むしろ先程以上に勢いをつけて動き始めた。

イったばかりの僕にこれ以上ない快楽が襲いかかる。

「・・・いやっ・・・や、やめてぇ・・・あっ・・・んぁ・・・」

「私まだイってないの・・・だから、今度は一緒に・・・」

香織さんは手を僕の背中へと回し、抱き着くような形に変える。そして僕にな

すり付けるように腰を動かす。

香織さんが動く度、僕にあたってる香織さんのおっぱいが体の上で形を変えて

僕を白くする。フニフニしてて、気持ちいい・・・

「ふあっ・・・ああぅ、んくっ・・・い・・・や、ぁ・・・ぼ、僕・・・おか

しく、なっちゃ・・・う、よぉ・・・」

快楽をさらに濃密な快楽で塗りつぶされていく。初めての僕には、刺激がいく

らなんでも強すぎる・・・

「んっ・・・そろそろ、イキそうかも・・・直ちゃん、私もイキそうだよ・・・」

 

「い、ぅ・・・また、何かきてるよぉ・・・んぁ・・・す、すごい・・・よぉ・・・」

 

香織さんがこれでもかというくらいにオチンチンに強くオマンコを擦り付ける。

 

「あっ・・・直ちゃんのオチンチン、熱くなってきてる・・・イキそう?イキ

そうなんでしょ・・・」

「は、はいぃ・・・ま、また・・・あんっ・・・イッ、イっちゃいそうです・・・」

 

「わ、私もそろそろ抑え、が・・・直ちゃん、イっちゃっていいよ?」

その言葉に誘われるかのように、射精感がより一層高まっていく

「ああっ、んもうだめっ・・・で、でるぅっ!?」

「いいよ・・・私、もっ・・・!」

「う、ああっ!?」

「んっ、んんんっ!!」

二人の意識はそこで、お互い重なり合った・・・

 

 

[五月六日 午前十一時五十六分 空港ゲート前]

「それじゃあね、カオちゃん。向こうに帰っても連絡、忘れないでね?」

「うん、必ずするよ。・・・それじゃあね、チーちゃん。」

チーちゃんと抱き合って別れの挨拶を済ませる。お土産やらでたくさんお世話

になったから、帰ったらさっそくお礼のメールを書かなくては。

そして・・・

私は集団の後ろにいる、背の小さな男の子に声をかける。

「それじゃあね、直くん。」

来るときとは違って、今回はゲートの側まで来てくれた。だけど恥ずかしいの

か、そっぽを向いたままで一向にこちらを見ようとはしない。

まぁ、昨日あれだけのことがあったわけなんだし・・・

しょうがないといえば、しょうがなかった。

「・・・じゃあ、私、行くね?」

私は踵を返し、ゲートへと向かおうとする。と一一一

「あっ・・・」

背後からの微かな声。吐息が漏れたぐらいの微かな声だったが、私は聞き逃さ

なかった。

後ろを振り向く。直くんは、何か決心したらしく私に一言、

「・・・また、来年。」

直くんは顔を真っ赤にしながら小声で私に伝えた。

・・・ふふっ。最後まで、恥ずかしがり屋さんなんだから・・・

私は直くんの耳元に顔を寄せて、誰にも聞こえないように

「うん。・・・また、来年ね?」

と言ってほほ笑んでみせた。

「それじゃあね〜」

搭乗ゲートを抜け、私は荷物を持って飛行機へと向かう。

見送りの人もここまでは来れない。周りには私を知る人など誰もいない。

それでも・・・

私は一人、誰にも聞こえないようにそっと呟いた。

「来年が、楽しみだな・・・」

 

 

[五月十日 午後五時三十七分 教室]

「別れる、だと?・・・直樹、気は確かなのか?」

「あぁ・・・ごめんな、未来」

放課後の教室。俺は未来に教室に残るよう言い、誰もいなくなった所で話を切

り出した。

「直樹、どういうことなのだ?私はお前に、何か不愉快なことでもしてしまっ

たのか・・・?」

男勝りな口調に似合わず、成績優秀で運動神経抜群、おまけに容姿端麗である

橘未来。そんな俺の彼女は不安そうに俺を見つめてくる。男口調だが、彼女も

歴とした女の子なのだから・・・

「そんなんじゃないよ。ただ・・・その、何というかな・・・本当に、ごめん・・・」

 

「・・・ゎたしじゃ・・・だめだったのか・・・」

「本当にごめん。悪いのは全部俺なんだ・・・本当・・・ごめんなさい・・・」

 

「・・・仕方ないな。お前がそこまでいうんだ。何かしらの訳があるのだろう。

私はそこまでとやかく聞いたりはしないよ。」

「・・・本当言うとな、私は少し不安だったのだ。恋人とは普段どのようなこ

とをしているのか、彼氏には何をしてあげるべきなのか・・・私には全然わか

らなかった。」

「それに小学校から続いている腐れ縁、簡単に断ち切れるものでもなかった。

付き合い始めても、以前の私たちと何ら変わりがなかった・・・」

「・・・でもな?」

未来は顔を下に背けた。表情がわからない。

「・・・少しは、友達以外の『好き』もあったんだぞ?少なくとも私は異性の

中でお前が一番好きだった・・・」

彼女は今、どんな顔をしているのだろう・・・

想像するだけで、辛かった。

 

お互い別れて一人になった教室。未来は既に帰ってしまった。彼女が先程校門

から帰るのがここから見えた。

彼女はこちらを一度も振り返らなかった・・・

未来、ごめんな・・・悪いとは思ってる。思ってるんだけど、やっぱり・・・

俺は誰もいない中、誰に対してでもない言葉を自然と呟いていた。

「来年が、楽しみだな・・・」




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