[五月四日 午前七時三十七分 自室]

「ほら、服なんて脱いじゃお・・・あ、駄目だよ隠しちゃ。さ、手をどけて・・・」

 

服を脱がした香織さんは、縮こまって隠そうとしてる僕の両手を掴みあげる

「・・・か、香織さん」

両手で万歳した状態の僕。香織さんの目には、完璧に僕の一糸纏わぬ姿がうつ

しこまれているだろう。

「かわいいよ・・・ん、ちゅっ」

「んんっ・・・」

唇と唇が重なり合う。次第に頭が真っ白になっていき、何も考えていられなく

なる。掴まれている手から自然と力が抜けていく。

いつしか僕の方からも、香織さんを求めていた。

「んちゅ・・・んっ・・・ちゅ、んっ・・・」

香織さんの舌が僕の中へと割って入ってきた。

「んぁ・・・んっ、んんぅ・・・ちゅっ・・・」

僕はそれを離すまいと、必死で舌で絡み付こうとする。

「んっ、んんっ!?」

突然、全身に電気が走ったかのような快楽が駆け巡った。驚いて下の方を見て

みると、香織さんの指が僕の乳首を摘まんでコリコリと刺激していた。

「ん、ぷはぁ・・・か、香織さ・・・あうっ・・・」

次第にシコってくる乳首。固くなるにつれて、感度が敏感になっていくのがわ

かる。

「そ、んなに・・・うっ・・・弄らないであぁっ!」

刺激ひとつひとつに体がピクンと反応してしまう。我慢しようとしても、まる

で僕の体じゃないみたいに言うことを聞いてくれない。

「だ、駄目・・・声、でちゃう・・・」

「いいよ・・・もっと聞かせて?」

さらに一層、香織さんが激しくしてくる。

今度は摘まむだけじゃなく、手のひら全部を使って胸全体を揉むようにしてき

た。

乳首ほど強くはないが、それでも揉まれる毎に甘美な疼きが全身へと広がって

いくようで充分気持ちよかった。

「あっ・・・くっ、はぁ・・・で、でも誰かに聞こえちゃう・・・」

そう心配して言うと、香織さんは有ろうことか僕の乳首を思いっきり摘まんで

きた。

「うああっ!?」

慌てて手で口を塞ぐが、どう考えたってもう遅すぎだ。

「ふふっ、大丈夫だよ。今は私たちだけしかいないから。だから・・・」

「だから、我慢しなくていいんだよ?」

トクンッ・・・

香織さんのその言葉に、何故か心臓の鼓動が高ぶった。

トクンッ・・・

だんだん、体が心臓を中心に熱くなっていく。心臓から、血液と一緒に麻薬の

ようなものが流れ出ているような感じだ。もう、何も考えられない。

トクンッ・・・

「さっ、力抜いて?もっと気持ちよくしてあげるから・・・」

「・・・はい。」

僕は体を香織さんに預け、香織さんに全てを委ねることにした。

香織さんは左手は僕の背中を支え、右手は僕の・・・

チュク・・・

大事な秘部にあてがわれた。・・・軽く触れられているだけなのに、愛液がど

んどん溢れてくる。

「もうこんなに濡らしちゃって・・・いけないんだぁ〜」

「ううっ・・・す、すいません。」

香織さんは触れるか触れないかの感覚で、僕のあそこを撫でる。

「自分がどこ触られているか、声に出して言ってごらん?」

「えっ、そんな・・・い、言えませんよ」

「あ・・・いいのかな、そんなこと言って。」

ニチュ、クチュウ・・・

「うっ・・・」

香織さんの指が僕の中へと侵入してきた。膣がキュンとしまり、指をギュウギ

ュウ圧迫するのが感じられる・・・

「ちゃんと言わないと、指抜いちゃうよ?」

そう言うと、香織さんは徐々に指を抜いていく。

僕の中が、ヒクヒクと名残惜しそうに指に絡み付く。

「わ、わかりました・・・だから、指・・・」

香織さんの指の動きが止まる。

「ぼ、僕は・・・香織、さんに・・・ううっ、やっぱり言えない・・・」

恥ずかしさで先が続かない・・・

そんな僕にしびれをきらしたのか、香織さんは

グチュ、ニチュ、チュ、チュ・・・

「ひゃう!?」

思いっきり指を出し入れし始めた。下の口から、やらしい音がこれでもかとい

う程大きくきこえてくる。

「ほら、早く言いなさい。早く言わないと・・・どうなっても知らないからね。」

 

「んなぁっ・・・あがっ・・・うっ・・・わ、わかりました。わかりましたか

らっ!」

「ぼ、僕は・・・あうっ!?」

香織さんの攻撃の手は休まらず、さらに奥の方へと指を突っ込んでいく。

恥ずかしさと気持ち良さで、語尾が震える。

「香織さひぐっ・・・に・・・お、おまんこを・・・触られて、いますっ!」

体がビクッ、ビクッと震える。香織さんの指を今まで以上に締めつける。口か

ら自然に

「あ、あふぅ・・・」

と、蕩けたようなため息が出る。・・・軽くイッてしまった証拠だった。

「あら・・・もしかして、イッちゃった?」

「はぁ・・・はぁ・・・」

余韻の気持ちよさに襲われて、声がでない。口はだらしなく開き、涎がたれて

いた。

「でも、まだ止めないからね?」

そう言うと香織さんは今まで僕の中にいた指を引き抜き、人差し指と中指を自

分の口へと入れた。

「・・・んっ・・・はぁ・・・」

口から指が出る。二本の指は、香織さんの唾液でテラテラと光っていた。

「・・・・・・」

僕は香織さんに支えられながらその光景を呆然と見ていた。

香織さんは二本の指を僕の秘部へともっていき、一気に

グチュゥゥッ

「あ、ぐっ・・・」

僕の中へと挿入した。

「かはっ・・・」

おなかが圧迫されて、息がしづらい。

香織さんはそのまま、右手で僕の中をかきまぜ、口と支えてる左手を器用に使

い僕の乳首をいじりだした。

「はっ・・・はっ・・・あっ、あ・・・れ・・・」

「んちゅ・・・じゅる・・・ん、はぁ・・・ちゅ・・・」

「あ、れ・・・な、何これ・・・す、すごく・・・気持ちいい!?」

次第に湧き起こる快楽の波。指のきつさも感じなくなってる、いやむしろ・・・

 

「あっ、はぁ・・・んんっ・・・い、いいっ・・・いいよぉ・・・」

何も考えられない。僕の秘部からはグチュグチュといやらしい音をたてている

が、今の僕にとってはもはや恥ずかしいとも思えなかった。

「・・・やう・・・な、なにかくるっ・・・あっ、ふあああああっ!?」

全身が痙攣し、その後は心地よい疲労感に包まれた。体から力が抜ける・・・

香織さんはそれに満足したのだろうか、ほほ笑みながら

「ふふっ・・・も〜っと、遊んであげるからね。・・・直ちゃん」

 

[五月四日 午前八時三分 自室]

「うわあっ!?・・・って、何だ夢か・・・」

布団から起き上がる。時刻は八時をちょうどまわった所。カーテンは閉まって

いたが隙間から眩い朝の日光が差し込んでいる。

頭はすっかり覚醒していた。

「な、何だったんだ。あの夢は・・・」

夢のはずなのに、妙に現実味を帯びていた気がする・・・。

「・・・っていうか、なんで俺が女なんかに?」

別に女性になりたいだなんて思ったことすらないし、女装癖などという危ない

性癖をもっている覚えもない。

夢は本人の無意識的な願望があらわれるというが、もし本当なら早急になんと

かしなければならない(かといって、どうしようもない感じがするが・・・)

 

「そ、それに香織さんに、俺・・・っ!」

自然と顔の温度が上昇していく。

夢の中で香織さんに弄られていた記憶がはっきりと残っていた。・・・いや、

刻み込まれたといってもいいくらい、明確に覚えている。

夢の中の話だというのに・・・

「ん?・・・でも、なんか俺夜中に一回起きたような気が・・・あれぇ?」

確かに夜中に目が覚めた覚えがあるのだが、何故かまるで思い出せなかった。

「ええっと、確か・・・何か音がしたから起きて・・・それから・・・」

「・・・あっ、確か誰か目の前にいて驚いたんだっけ?」

「う〜ん、誰だったかなぁ・・・」

「父さんかな・・・いや、確かに俺が二階にあがる時にはもう爆睡中だった。」

 

「じゃあ母さん?・・・いや、奴なら俺の部屋に忍び込むのに物音をたてるな

んてヘマはしないしなぁ・・・」

「・・・香織さん?」

そのとき、まるでジグソーパズルの最後のピースがはまったかの様に一気に記

憶が蘇ってきた。

香織さんが俺の部屋に入ってきて耳元で何かつぶやいてて、俺は起きると目の

前に香織さんがいて驚いて、香織さんが俺と布団に隠れて、そのまま押し倒さ

れて、それからそれから・・・

「・・・・・・」

カアッと頬がさらに熱くなる。あのときのこと、思い出してしまった。

あんなに喘いで・・・恥ずかしい声をだして・・・香織さんにされるがままで・・・

 

「ん?」

ふと、疑念が残った。香織さんが口にした『催眠術』という言葉だ。

俺はそういうオカルトチックな話しは信じていないが、もし仮に本当なら昨日

のことに説明がつく。それに・・・もし香織さんが俺に催眠術をかけているの

なら、その術はまだ俺の中にあるということではないかっ!

・・・確かめにいかなくちゃいけない。そして、なんとかしなくては。

俺は部屋を後にした。

 

[五月四日 午前八時四十五分 客間前廊下]

ドクン・・・ドクン・・・

いざ入るとなると、なかなか入りづらい・・・

俺は香織さんの部屋の前に立ち尽くしていた。ドアのノブに手をかける所まで

はなんとかできたが、それからとなると・・・

だいたい・・・何を話せばいいんだ?・・・いきなり、

「催眠術をかけましたか?」

なんて、もし違ってたら俺が馬鹿みたいだ。

「昨日の夜、俺を襲いましたか?」

・・・何だこれは、あきらかに変だろっ!?

ノブに手をかけてから数十分、こんな感じで思考の行ったり来たりの繰り返し

だった。

最初の一言が思い浮かばない。

最初の一言さえ紡ぎ出せれば、後はどうにでもなるはずだ。

そう、最初の一言・・・

「う〜ん・・・」

「・・・直くん、何してんの?」

呼ばれて横を振り向くと・・・香織さんが怪訝な顔付きでこちらを見ていた。

驚き過ぎて、声がだせない。

「さっきから人の部屋の前をうろちょろうろちょろ・・・入るのかなと思った

けどノブに手をかけたままぶつぶつ何か言ってるし・・・どうしたの?」

「・・・あっ、えっと・・・その・・・」

何から話せばいいのか、わからない。

それ以前に、なんというか・・・実は昨日のことは夢だったのでは?、と思え

てきた。

香織さんはいつもと変わらない態度で俺に接してきている。・・・普通、あん

なことがあったなら、少しは違いが生じてくるのではないんだろいうか?・・・

あぁ、そうだ。きっとそうだよ。多分、俺が寝ぼけて夢か何かを現実と勘違い

してたんだろう。

「どうしたの?」

再度、香織さんが尋ねてくる。

「・・・あ、いえ・・・何でもないです・・・」

「・・・とりあえず入らない?」

「えっ・・・いや、でも・・・」

「どうせ直くん暇でしょ?私も暇だからさ、さぁ入った入った。」

俺は香織さんに背中を押され、無理やり部屋に連行された・・・

 

[五月四日 午前九時一分 客間]

「はい、直くん。お茶どーぞ。」

香織さんが部屋に備え付けてあるポットでコーヒーをいれてくれた。

「あ、ありがとうございます・・・」

しどろもどろにそれを受け取る。とりあえず、飲む・・・

「あちっ」

「だっ、大丈夫!?直くん猫舌なんだから、少し冷まして飲まないと。」

あぁ、そうだった。俺ってば猫舌なんだったっけ。混乱してて忘れてた・・・

俺はカップを床に置いて、冷めるのを待つことにした。

「それで直くん、私に何か用事でもあったの?」

「えっ?」

いきなりの核心を突かれた発言、思わず声がうわずった。

「えっと・・・あの、その・・・何ていいますか・・・」

ええい、こうなれば自棄だ。どうせ違ってたら笑い話ですませればいいだけの

話だろ!

「あの、香織さん。」

「ん?」

「昨日、俺んとこに来ませんでしたか?」

「うん、行ったよ?」

「え・・・」

今、何て・・・

「ほら、昨日お昼直くん呼びにいった時でしょ、それから夕飯のリクエストを

聞きにいった時でしょ、それから・・・」

「そうじゃなくてっ!・・・昨日の、夜中・・・です・・・」

い、言ってしまった・・・とうとう、言ってしまった・・・

香織さんは少し考える仕草をした後、短く

「行ったよ。」

とだけ言った。

「え・・・・・・ほ、本当ですか?」

「うん。昨日の夜・・・直くんが寝てた時かな?部屋に入ったよ。」

「そ、それじゃあもしかして・・・僕に何かしませんでした?」

「うん、したよ。」

「催眠術とか?」

「そうソレ。」

「・・・・・・」

あまりにあっさりとした解答。だが、俺の方は冷静でいられるほど心は穏やか

じゃなかった。

つまり昨日起きたことは本当のことであって。つまり昨日香織さんがいってた

ことも本当であって。俺が催眠術にかけられていること、今までずっと続けら

れていること、そして俺の知らないうちに香織さんに弄ばれていたこと、全て

が事実なことであって・・・あぁ、なんだか頭の中がグチャグチャになってき

た。

もしかしてとは思っていたけど、いざ事実だとわかるとやはり相当なショック

だった。

「今でもかけようと思えば一瞬でかけられるよ。・・・かけてみようか?」

「やっ、やめてください!」

冗談じゃない。これ以上好きにされてたまるものか。

「今すぐ俺にかけた催眠術、全部といてください!」

内心、怖かったけど・・・それでも、言わなくちゃいけない。俺は勇気を振り

絞って言った。

「・・・といてほしい?」

「も、もちろんです。」

「本当に?」

「・・・な、なんなんですか一体。」

「本当に、直くんは暗示をといてほしいの?」

「き、決まってるじゃないですか。俺はっ・・・」

言いかけて、止まった。いや、止めた。

ふと、異変に気づき自分の手をみる。

俺の手は、すごく汗ばんでいてブルブルと震えていた。

足も緊張してるみたいにガクガク震えているし、

心臓は運動した時みたいにドクドクと異常なほど早く脈うっていた。

俺はキッと香織さんを睨みつける。

「私のせいじゃないよ、それは。それはね・・・」

「直くんの体が、といてもらうのを拒んでるからだよ。」

とくのを、拒んでいる?

それはつまり、俺は内心ではといてほしくないと思っているってことじゃない

か。

それはつまり、これからも香織さんにずっと苛めてほしいっていうことじゃな

いか。

「そ、そんなことは・・・ない。と、といて・・・ほしい、です・・・」

「そんな震えた口調で言われても、ねぇ〜。」

香織さんはクスクスと笑いながらこちらを見ている。

まるで、俺の心の中を見透かしているような感じだった。

「ま、いいか。といてあげるよ。ただし・・・」

「た、ただし?」

「今日の夜、私の部屋に来なければね。そうすれば、明日といてあげる。」

「へ?」

俺には意味がわからなかった。条件もそうだが、香織さんの部屋に行かなけれ

ばいいというのもよくわからなかった。

行かなければならない、ならまだわかる。でも、来なければいいって・・・。

行かなければいいだけならずっと自室に籠もっていればいいだけのことではな

いのか。本当にそんなのが条件でいいんだろうかと思った。

「あ、不思議そうな顔してる。そんな条件でいいのか、って思ってるでしょ?」

 

「・・・・・・」

見事に図星だった。

「でも、来ないってことは二度と催眠をかけてあげない、ってことだからね?」

 

「うっ・・・」

体がピクンと反応する。知らず知らずの内に、皮膚には鳥肌がたっていた。

「けど、もし私の部屋に来たなら・・・」

「私が、直くんを今までよりもっと気持ちよくさせてあげる。」

「・・・ぁ、あぁ・・・」

はっきりとわかった。俺は・・・俺の体は、香織さんに弄られることを望んで

いるってことが。もう俺の意志が伝わらない程に、この体は香織さんを欲して

いることが。

俺は 一体 どう すれ ば・・・

 

[五月四日 午後九時二十七分 自室]

「はぁ・・・はぁ・・・」

もう、何回目だろうか・・・

幾らやっても満たされない感覚に、気がどうにかなりそうだ。

求めても、求めても、その先にあるものに手が届かない。

「はぁ・・・」

まだ、満たされないのだろうか・・・

ふと、仰向けの格好から横を見やる。クズかごには大量のティッシュ紙。今ま

で自分で慰めてきた証拠だった。

それでも、まだ足りないのだ。

あの後激しい性欲に襲われ、自室に帰ってからずっと自分でシテいた。アソコ

の根元がピリピリするような感じで、体が一刻も早く精液を出せと命令してる

ようだった。

その感じもまだぬぐい取ることができず、例え扱くと痛くなろうが手を止める

ことができないままいる。実際、このまま続けたら血がでるんじゃないかと思

うくらい激痛が走っている。

昼飯も、晩飯も食えたもんじゃなかった。ご飯の食べている間も感覚の波は休

ませてはくれず、絶えずアソコを刺激しつづけていた。それに必死に堪えなが

らご飯を一気にかき込んで食べた。

ご飯を速効で食べ自室に戻るやいなやすぐにオナニーをした。ご飯の間我慢し

ていた分、押し寄せる快楽は計り知れなかった。まぁ、それでも満たされなか

ったのだけど・・・

「はぁ・・・・・・うっ、くぅ・・・」

まただ、また、きた・・・

「も、もういや・・・やだよぉ〜・・・」

泣きじゃくって許しを請うが、体は言うことを聞いてくれずどんどん押し寄せ

てくる。

「いや・・・いや・・・い、やっ・・・あ、あぁ・・・うぅ・・・」

手が俺の意識とは無関係にアソコへと伸びていく。

痛いのに・・・痛いのにっ・・・

俺は本当にこんなのを望んでいるのっ!?

もう、いやだよぉ・・・誰か、助けてよ・・・

ガチャリ

「えっ・・・」

鍵をかけたはずのドアを開ける音、廊下から入ってきたのは・・・香織さんだ

った。

「・・・・・・」

「あ、あの・・・香織さん・・・こ、これは、その・・・」

香織さんは無言で僕を見つめたあと、

「##################」

と、何か呟いた後

パンッ

と一回、手を叩いた。その瞬間一一一

「あれっ・・・」

さっきまでの衝動があり得ないほどあっさりと消えていったのだった。

痛みはまだ残ってるけど・・・今はあの感覚がなくなったせいか、だいぶ楽に

なったような気がする。

香織さんは俺の様子を見て安心したのか、軽くほほ笑んで

チュッ

「え・・・」

俺の頬にキスをした。その後部屋を出ていこうとし、一度だけ振り返って

「ごめんね、直くん。」

とだけいってドアを閉めていった。

・・・・・・香織さん?




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