<第零章 〜出会い〜 >

その日は雨が降っていた。

時刻は十時を過ぎた所。私は仕事から帰る途中だった。

駅から傘を差して帰る途中、ふと公園が視界に映った。

家の近所にある公園。砂場とベンチしかない小さな公園だが、子供たちが遊ん

でいるのをよく目にする。

「あっ・・・」

その、雨で誰もいないはずの公園に一人の男の人がいた。

彼は強く吹き荒れる雨の中、傘も差さずにベンチに座ってままたたずんでいた。

ずいぶんと長いこといたのだろうか、ここから見てもわかるくらいに服も髪も

びしょ濡れだった。それでもまるで気にする様子もなく、ただただ、彼は座っ

ていた。

きっと放っておけなかったんだと思う。だから私は、

「風邪引きますよ?」

と、知らず知らずの内に彼に声をかけていた。

話を聞くと、いろいろ事情があって帰る場所がないらしい。そして、この町に

は初めて来たらしく、ここで途方に暮れていたと言う。

「じゃあ、とりあえず私の家に来ません?なんでしたらしばらくの間、いても

らってもかまいませんよ?私、一人暮らしなもんで・・・いつも帰ってくると、

誰もいなくて寂しいんですよ。・・・えぇ、もちろんです。さ、そうと決まれ

ば早く行きましょ。家、すぐそこですから。ほら、立って立って。まずはその

濡れた体と服をなんとかしないと。」・・・

こうして同居することになった私と彼。そんな二人がが恋人同士になるのは時

間の問題だった。

そう、それがあなた。

あの日雨の中で佇んでいたあなた。そして今は・・・私のたった一人の大切な

人。

 

 

<第一章 〜日常〜 >

今日は仕事が大変だった為、帰りがいつもよりだいぶ遅れてしまった。

ガチャ・・・ガタン

それでも、待ってくれてる人がいる。・・・嬉しいものだ。

「ただいま〜。」

居間に行くとあなたがテーブルの椅子に座って待っていてくれた。

「ただいま。」

「     」

「うん、ありがと。・・・えへへ。」

「     」

「えっ・・・いや、ただあったかいなぁ、って思って。やっぱり帰ったときに

誰かがいてくれた方が嬉しいや。それが好きな人ならなおさら、ねっ。」

「     」

「あははっ、照れない照れない。顔が真っ赤になってるぞぉ〜?・・・さて、

と。私はご飯にするけど。あなたはどうする?」

「     」

「そっか、もう食べちゃったんだ。・・・あぁっ、別にいいよ謝らなくて。遅

く帰って来た私が悪いんだから。」

(ガサガサ)

私はレジ袋から、あらかじめ買ってきたコンビニ弁当をとりだす。

「それじゃあ、いただきます。」

あなたは私のちょうど反対側の椅子に腰掛けていて、私が食べてるのをジーっ

と見つめている。

「・・・ふぁひ?ふぁひかふいてふ?(何?何かついてる?)」

「     」

「モグモグ・・・ふぅ。あのねぇ、話すか食べるかどっちかにしろって言われ

ても、あなたがジーっと見てきて落ち着いて食べられないから聞いたんじゃな

い。それで、どうしたの?」

「     」

「あぁ、ちょっと今日は仕事がなかなか片付かなくてそれで会社を出るのが遅

れただけ。ごめんね、電話すればよかったね?」

「     」

「えっ、もうちょっとで探しに行く所だった、って私別に子供じゃないんだか

らそこまで心配してくれなくても・・・」

「     」

「わかった。今度からはちゃんと連絡入れるね?それと・・・心配してくれて、

ありがとね。」

「     」

「さて・・・じゃあ、私お風呂入ってくるね?」

「     」

「あ、そうだ。お風呂からあがったらおもしろいことしてあげるよ。」

「     」

「そう、おもしろいこと。何かは・・・秘密。」

 

 

「は〜、気持ちよかったぁ〜。」

「     」

「あぁ、そうだったね。あのね、テレビとかでよく催眠術とかってやってるで

しょ?」

「     」

「そう、それ。私もね、ああいうのはちょっと違うものなんだけど催眠術をか

けることができるの。」

「     」

「そりゃあそうよ。だって今まで話してないもん。別にあなた興味無さそうだ

ったし。・・・でもそう言うってことは、実は少し興味があったりする?」

「     」

「あぁ、よかった。・・・あれ、でもあんまり信じてないっぽいような感じが

するんですけどぉ?」

「     」

「そんなことできるのかって・・・失礼な。私これでも結構上手で、同僚の友

達とかにかけてみたりとかもしてるんだよ?」

「     」

「うん、よくテレビとかでは自分を犬や猿とかの他の動物だと思い込ませたり

させてるけど、私のはそれとはちょっと違うかな?かける相手をリラックスさ

せたり、体を宙にふわふわ浮いている感覚にして気持ちよくさせたりするよう

なものっていったらいいのかな・・・とりあえず、そんなとこ。」

「     」

「大丈夫大丈夫、別に危険なものでもないよ。むしろ安全なものだよ。ちゃん

とあなたは催眠術にかかってる間も意識はあるし、自分がしたくない事を命令

されても拒否することができるわ。もちろんやっちゃいけないことは催眠術中

でもしないし、したとしてもそこで目が覚めるようになってるわ。」

「     」

「大丈夫だって・・・私を信じて?」

「     」

「うん、ありがと。じゃあ、場所をちょっと移動しようか。椅子よりベットの

方がいいからね。・・・あぁ、そうそう。電気ちょっと暗くしてくれる?でき

るだけ静かな場所で、安心できるような空間でやるほうが催眠にかかりやすい

の。」

「     」

「あぁ、あとそこのドアとかも一緒に全部閉めて?」

「     」

「ありがとね。じゃあ、いったんベットに座って。」

「いまから私はあなたに催眠術をかけます。私の声を聞くことで、あなたはと

てもリラックスした感覚に入ることができます。私の催眠を受け入れることで、

あなたはとても気持ちいい感覚を得ることができます。あなたは私の声だけを

聞く、それだけでいいのです。・・・わかりましたか?」

「     」

「あなたは、あなた自信の考えでわたしの催眠術にかかることを望みました。

あなたは催眠術にかかりたいと思っている。なぜなら、それがとても気持ちい

いことだと、あなたはわかっているから。」

「いいですね、私の声だけを聞くんですよ?他の音は気にならない。私の声だ

けを聞いていれば幸せ。」

「さぁ、まず目を瞑りましょう。私はあなたのすぐそばにいます。あなたはそ

れを、私の声によって感じることができます。」

「少し、体の緊張をほぐしましょう。目を閉じたまま、深呼吸をします。私の

掛け声にタイミングを合わせてください。」

「吸って{二秒間}・・・、吐いて{四秒間}・・・、吸って・・・、吐いて・・・」

 

「だいぶ緊張がほぐれてきました。ほら、あなたの体もさっきより心なしか軽

くなったような感じがします。さらに続けると、もっとそれを感じることがで

きます。」

「大きく吸って{三秒間}・・・、ゆっくりと吐き出します{五秒間}・・・、

吸い込んで・・・ゆっくりと、吐き出します・・・」

「そのまま、深呼吸を続けてください。だんだんと、体の軽さが増していきま

す。ふわふわと浮いているような心地よい感じですね。それに従って、あなた

の心もリラックスしていきます。」

「{空白}」

「はい、リラックスできたと感じたら、深呼吸、やめてもいいですよ?」

「今あなたは私の声だけしか聞こえないとてもすばらしい世界に入っています。

私の声があなたの全てにつながっています。その証拠に、あなたは瞼を開ける

ことができません。もう自分の力であけることはできません。無理に開けよう

としても駄目です。力を入れれば入れるほど、あなたの瞼は閉じたままになり

ます。・・・そしてそれは、あなたが私の声を受け入れたという証拠にもなり

ます。一旦、目から力を抜いてみましょう。そして、そのまま目を閉じている

ともっともっと体の力は抜けていき、気持ちよくなっていきます。」

「あなたは私に逆らわない方がいい。私に従っていると気持ちがいい。そう、

あなたはそれで幸せな感覚に浸れるのです。だから、私の言うことに従いまし

ょう。」

「私は今あなたの隣に座っています。そして、私はあなたの顔、胸、お腹、足・・・

あなたの全てを見ています。あれ、今微妙に表情が変わりましたね?どうした

んですか。見られてる事に恥ずかしくにでもなったんですか?」

「でも駄目ですよ。あなたは私が三つ数えると、体がどんどん重くなり、手足

を自由に動かすことができなくなります。・・・3、2、1、はい。」

「どんどん重くなる、体に鉛が乗ったように押し付けられていく。手が動かな

い足が動かない。もう、体が動かせない。」

「体が重く感じる。体中がベットにめり込んでいるような感じがする。」

「動けない、あなたは動くことができない。私が隣にいるのに、目を開けるこ

ともできない。そして、今から私があなたの体を触っても、あなたは動けない

まま・・・」

「あなたの全身は今、なにげない空気の動きでさえも感じ取れるくらいに神経

が刺激に敏感になっています。だからちょっとした刺激でも、あなたはすごく

感じてしまう。」

「私の右手があなたの左肩へと伸びていく。今から肩から指先まで撫でていき

ます。・・・スゥッと。」

「次は右の方を。肩から指まで・・・スゥッと。」

「感じる?私の手の感触を。私の指の、指紋のデコボコな部分まで全て。」

「そのまま、次はあなたの胸に私の手のひらを置いた。・・・そして、そのま

まお腹の方へと手が下がっていく。」

「おへその辺りに着いた。一旦、私は手をあなたの体から離す。そして、次は

あなたの太ももの内側を・・・スゥッと」

「フフッ・・・今、体がピクンって反応したね?表情もなんだかさっきより少

し固くなってるよ?」

「もう一度、撫でるよ。股間の方に向けて・・・スゥッと」

「あれ、今度はなんだか別の所が反応したねぇ。ここも・・・撫でて欲しいの

かな?」

「布越しに、あなたの大切な部分を、手がちょうど軽く触れるか触れないくら

いの力加減で・・・裏筋の辺りを下から上に・・・上から下に・・・」

「・・・なんだか、どんどん固くなってきた。こうやって,横で見てるとよく

わかるよ。」

「恥ずかしそうね、下がモジモジしてるよ?それとも・・・もっとして欲しい

っていうことなのかな?」

「スリスリ・・・切なそうねぇ。そんなに気持ちいいのかな?顔がいやらしく

なってるよ?」

「でも、私がもう撫でてあげるのもここまで。次はあなたの番。今から私が、

あなたの手を使ってやってあげる。」

「今から私が三つ数えると、あなたの手は完全に私のものになる。」

「3・・・右手の指の先から感覚がなくなっていく。力を入れても、もう動か

すことができない。」

「2・・・左手も同じように、指から感覚が消えていく。・・・手がだんだん

と軽くなっていくでしょ?それが、感覚が失われていっている証拠。」

「1・・・もう、両腕にも力が入らない。ただ、だらんと垂れているだけ。失

われた感覚は、私の元へと入っていく。あなたの感覚が、私に奪われていく。

まるで腕の中の筋肉が全部私に奪われたかのように、あなたの腕は、私に奪わ

れていく。」

「0・・・ハイッ、これであなたの両手は私のものになりました。私の命令な

しでは、あなたの手は動くことさえできません。」

「試しに少し実験してみましょう。私が三つ数えると、あなたの右腕は、少し

ずつだけど勝手に上に上にと上がっていく・・・3、2、1、ハイッ!」

「だんだんと上がっていく。あなたの意識とは関係なく、どんどん上に上にと・・・」

 

「そして、体に垂直になった時点で手の動きは止まる。」

「・・・そうそう、それでいいのよ。じゃあ右手はそのままにして、次は左手

を同じように垂直にあげてみましょう。」

「私が三つ数えると、左手も同じように上へ上へと上がっていく・・・3、2、

1、ハイッ!」

「そう、だんだんと上に、勝手に上がっていく。右手と同じように・・・」

「はい、両手が上へと上がりました。・・・ちゃんと、私の支配を受け入れて

いるようね。完全に、あなたの手は私のものになっている。」

「それじゃあ実験はここまでにして、次に行くね?」

「私の手があなたの胸の辺りへと伸びていく。そして、あなたの心臓の位置に

手のひらをおいた。そして、あなたの肉体を擦り抜け直接心臓を掴む・・・」

 

「今からこの心臓を使って手の支配を強めます。・・・3、2、1、ハイッ!」

 

「私の手から、私の意志が流れ込んでくる。心臓に伝わり、血液へと伝わり、

血管を通ってあなたの手へと行く。・・・感じる?あなたの手に血液がドクド

クといっているのが。私の支配が、血管を通って両手に流れ込んでいるのが?」

 

「神経を、集中させなさい。血液の流れを感じ取りなさい。そうすれば、あな

たは私を余す所なく受け入れることができる・・・」

「・・・そろそろ、いいかな?心臓から、手を引き抜いた。だけど、まだ支配

は血管を巡っている。一度指の先まで流れた私の意志も、一度心臓へと戻って、

再び手を目指して流れている。」

「さて、支配も強まったことだし・・・これから焦らした分たっぷりと、気持

ちよくしてあげるね?」

「私が三つ数えると、あなたの手は勝手に下を全部脱がしていき、あなたの下

半身は丸裸の状態になる。・・・3、2、1、ハイッ!」

「・・・フフッ、あなた、私が隣にいるっていうのに、何してるのかわかって

る?こんなに勃起させたりして・・・」

「もう、触りたくて触りたくてしょうがないって顔してる。・・・でも、まだ

触っちゃ駄目よ?焦らせば焦らすだけ、快感も増してくるんだから。自分でオ

ナニーするより、比べ物にならない程の快楽にね。」

「私が十数えると、私の意志が血管を伝って前進へと駆け巡る。」

「10・・・9・・・全ての血液が一旦心臓へと集まり、全身へと流れ始める。」

 

「8・・・7・・・体の至る所が血液の流れを感じ始める。」

「6・・・5・・・4・・・体が暑くなっていく」

「3・・・2・・・1・・・どんどん暑くなっていく。私の意志が暑くなれと

命じている。」

「0・・・はい、あなたの体全てに私の支配が行き届きました。体は依然、火

照ったままです。」

「さて今から私が三つ数えると、だんだんとその火照りがムラムラしたものに

変わっていきます。・・・3、2、1、ハイッ!」

「・・・そして、そのムラムラはあなたのアソコへと集まっていきます。・・・

ほら、だんだんとアソコが熱くなっている。そして、さらに固さを増していく・・・」

 

「ふぅん・・・すごくパンパンになってるねぇ?・・・とても苦しそう。」

「じゃあ、そろそろしてあげるね?」

「右手をアソコへともっていきなさい。・・・そう、そして根本の部分からギ

ュッと掴む・・・後は、自分の好きなようにしごきなさい?」

「・・・どう?すごく感じるでしょ。自分一人でするよりも断然、気持ちいい

でしょ。」

「もっと、早くしてみて?私がみてることを感じながらしごいてみなさい。」

「私が止めって言うまで、止めちゃ駄目よ?けど、私がいいって言うまでイク

ことも許さないからね?」

「・・・なんだか、そんな気持ち良さそうな顔みてたら・・・私ももっと苛め

たくなってきちゃった・・・」

「さて、後ろにまわろうかな?」

「分かるかな?私は今あなたの後ろにいる。ちょうど背中にぴったりとくっつ

くような感じで・・・」

「あなたの胸のあたりに手をまわして、あなたの耳元に直接、語りかけている。」

 

「息が荒いねぇ・・・後ろだとよく聞こえる。心臓もドクドクいってる。・・・

興奮してるんだね?・・・いいよ、私があなたの感じている所、見ててあげる。」

 

「う〜ん、ただ後ろにまわっているだけっていうのもアレだしなぁ。・・・そ

うだ。」

「胸、撫でてあげるよ。両手で左右の胸の外側を・・・どうかな、気持ちいい?」

 

「だんだんと真ん中へ・・・そして最後は乳首を摘まんで・・・クニクニクニ」

 

「あはっ、喘いでる喘いでる。男の子でも、ここ、気持ちいいんだ・・・クニ

クニ」

「すごいすごい、おちんちん真っ赤になってる。もうすぐイッちゃいそうなの

かな?」

「しょうがないなぁ、我慢させるのもいいけど、今回は出させてあげるよ。私

が十数え終わったら、イッてもいいよ?」

「数え終わる前にイキそうになるかもしれないけど・・・イッちゃ駄目だから

ね?そのかわり、我慢できたらこれ以上ないって言うくらいの快感を引き出し

てあげる。」

「10・・・ほら、もっと激しくしごく。手加減しようとしても無駄よ?まだ

手は私が支配しているんだから。」

「9・・・乳首が疎かになってたね。こうやって・・・クニクニクニ」

「8・・・すごく感じてるんだね。後ろからでもわかるよ。こんなに息を荒く

しちゃって・・・かわいい。」

「7・・・6・・・我慢してるみたいだね。顔が歪んでる・・・もうイッちゃ

いそうなの?」

「5・・・じゃあ、もっと追い詰めてあげるね。ほら、どんどん感度が上がっ

ていく・・・パチンッ{指を鳴らす音}」

「4・・・胸も感じなくなってきたみたいねぇ・・・じゃあ、こういうのはど

うかなぁ?手を胸から下へ下へとずらしていく。そして、あなたのお尻を・・・

サワサワサワ」

「3・・・そしてそのまま私の指の人差し指があなたのお尻の穴へとはいって

いく。私の指があなたの中で動き回っている」

「2・・・指が奥へ奥へと入っていく。そして反対の手はまた、あなたの胸へ

と戻って行く。」

「1・・・あ、これが前立腺かな?・・・えいっ!・・・どうかな、乳首も前

立腺も弄られてる感想は。・・・お尻、閉まってきたねぇ。もうイッちゃうん

だね。・・・いいよ。我慢できたご褒美。思いっきり、イッちゃいなさい!!」

 

「ゼロ」

「・・・フフッ、痙攣するほど気持ちよかったんだね。すっごく、嬉しそう・・・」

 

「さて・・・じゃああなたに最後の暗示をかけてあげるね。体の力は抜いたま

ま、楽にして聞いてていいから。」

「今からあなたの肉体はあなたの元へと返します。ただし、催眠にかけられた

時のあなたの記憶は全て忘れてもらいます。思い出そうとしても、頭に靄がか

かったかのように、思い出すことができなくなります。ただ、気持ちよかった

という余韻だけが、あなたの体の中に残されます。」

「けれども、あなたが『催眠術』という単語を聞くと、急に興奮状態に陥るよ

うになります。」

「そして横になった状態で私の声を聞いていると、だんだんと今日のことを思

い出すようになり、全て思い出した時、あなたはすぐに今と同じ深い催眠状態

に入ることができるようになります。」

「これから私が十数えると、今言ったことが本当のことになります。」

「10・・・足、手の指先から力が戻ってくる。あなたの体を巡ってた私の意

志はどんどん抜け落ちていく。」

「9・・・指先が動かせるようになった。痛みやだるさは全くない。」

「8・・・体が体を取り戻していく。私の支配は、薄れていく。」

「7・・・もう力はだいぶ戻ってきた。力が溢れてくるのを感じる。」

「6・・・意識がはっきりとしてきた。だけども、さっきまでの記憶はだんだ

んと薄れてきた。」

「5・・・もうさっきの記憶はうまく思い出せない。けど、それでいい。その

まま、心の奥に留めておくだけにしましょう。」

「4・・・私が手を鳴らすと、あなたの瞼は勝手に開きます。起きたらまず、

背伸びをしてみましょう。・・・それが、体があなたへと戻ったという証拠に

なります。」

「3・・・2・・・1・・・0・・・じゃあ、いきますよ?」

「パンッ{手を叩く音}」

 

「     」

「あ、起きた?さあさあ、起きた起きた。いつまでも寝てばかりいないの。」

「     」

「それで、どうだった。気持ちよかった?」

「     」

「よく覚えてないって・・・何それ、ひどーい。」

「     」

「ははっ、いいよいいよ。また今度ね。」

「今度は、もっと気持ちよくさせてあげるね?{小声}」

 

〜終わり〜




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