いつもと同じ、7時34分発車の電車。

いつもと同じ、前から三番目の車両。

空気音を立ててドアが開けば、そこにはいつもと同じ女の人が一人。

よく手入れされた長い髪と、ぱっちりした目が特徴的な、とても美人な女の人。

僕は、その人の所に近寄るとゆっくりと、でもはっきりと言葉を紡ぐ。

 

「今日もよろしくお願いします。……ご主人様」

 

 

 

――ほんのちょっと、ドレイな関係。――

 

 

 

きっかけはとても単純だった。

ある日、学校に向かう電車の中で突然後ろから抱きつかれたのだった。

そのままズボンのチャックを下ろし、おちんちんを取り出された。

突然のことに戸惑う僕を尻目に、ご主人様はすごい速さで扱きあげてきた。

全くそのような経験がなかった僕は、あっという間に射精させられてしまった。

しかしそれでも手の動きは収まらず、2発目、3発目、4発目と――

結局僕が電車を降りるころには、足ががくがく震えて殆ど歩けないほどになっていた。

 

衆人環視の中で、強制的に精液を搾り出される――

短い時間の中で、僕はすっかりその怪しい快感の虜にされてしまっていた。

ご主人様は、快感に震える僕の顔がたまらなく可愛いと後で教えてくれた。

ちょっと変な言い方だけど、僕たちの利害は一致していたのだった。

 

それから毎日、僕たちはこの電車の、この車両でエッチなことをするようになった。

ご主人様は好きなように僕を責め、僕はその快感に悶えて果てる。

たったそれだけ。

でもいつのまにかこの時間が一番不思議と心が休まる時間になっていた。

勿論、僕はご主人様のことをぜんぜん知らないし、それはご主人様も一緒。

でも僕たちはこの電車の中だけでは、「ご主人様と奴隷」という強い絆で結ばれている。

それがあるだけで、もう名前なんかどうでもいい。

ご主人様は僕のご主人様だし、僕はご主人様の奴隷。

関係なんて、これで十分だった。

 

 

僕がズボンのベルトを緩めると、ご主人様の右手がするりとズボンの中に入り込んできた。

その手はトランクスの中にまで入り込み、僕のお尻の割れ目を優しく撫でてくる。

「ほ〜ら、こちょこちょこちょ……」

「あふあっ…」

突然会陰を爪で優しく擽られる。

ぞくぞくした感覚に体が反射的に跳ねてしまう。

「かわいい〜♪…でも時間無いからさっさと入れるね♪」

そういうと、ご主人様の中指がお尻のすぼまりに触れる。

位置を確かめると力がこめられ、ゆっくりとお尻の穴に中指が入っていく。

ずぬ……ずぷぷっ……

「ふふ…ほ〜ら、お尻に私の指が入っていくよ〜」

「いやああああ……」

しかし、第一関節くらいまで中指が入ると、不意に侵入が止んだ。

「ゆっくりなのと、急なのと、どっちがいい?特別に選ばせてあげる♪」

「じゃ…じゃあゆっくりなので……」

「わかった……じゃあ、急なので♪」

「えっ、ちが……ああ!」

ずぷぷぷぷぷっ!

一気にご主人様の中指が根元まで入り込んできた。

そのままお尻の中を大きくかき回してくる。

「んあっ…ひっ……はああっ……」

「そうそう、悶えちゃいなさい♪お尻、気持ちいいんでしょ?」

指自体をぐりぐりまわすことで、入り口も同時に刺激してくる。

更にご主人様の指は前後左右、自由自在に動いて僕のお尻の穴を苛め続ける。

抜き差しが加わることで、僕のお尻の穴は完全にご主人様の支配下に置かれてしまう。

指をゆっくり抜くことで、僕にまるで何かを排泄しているような感覚を覚えさせる。

にゅぽん、と音を立てて指が抜かれる瞬間は気持ちよさと同時に心地よさも感じてしまう。

そして指を入れるときは、入り口を丹念にマッサージしてから一気に根元まで突き立てる。

「んっ、んんっ、あううううっ……」

「お尻で感じるなんて、もうすっかり変態さんだね♪調教の賜物だ〜♪」

蠢く指が、僕を翻弄し続けてくる。

少しでも気を抜けば、大きな声をあげてしまいそうだった。

「素直な奴隷くんには……ご褒美あげちゃう♪」

つぷぷぷぷぷっ!

「ひいいっ!」

中指に加え、人差し指までもがぬるりと腸内に侵入してきた。

本数が倍になっただけあって、一本のときに比べて抵抗がきつい。

「は〜い、力抜いて〜♪…ずぷっ…ずぷっ……ずぷり〜♪」

「うああっ…あっ…ああっ……」

しかし、確実に2本目の指はお尻の穴に食い込んでいく。

指が腸壁を押し込むたびに不思議な快感が僕に襲い掛かってくる。

「は〜い、貫通〜♪」

「んうううううっ!」

じゅぷん。

ついに2本目の指が僕のお尻の穴に入り込んでしまった。

「このままかき回してやる〜♪」

そしてすぐさま指がお尻の中で暴れまわる。

「んああああっ……!」

さっきよりも激しく、腸壁ががりがりと掻き嬲られる。

違う2箇所を同時に責められる快感は、さっきまでとは比べ物にならない。

「ふふ〜、本当に可愛いね〜♪このままお尻だけを責め続けてもいいんだけど……」

手首をねじられると、それに伴って腸もぐりぐりとねじられていく。

「んんん〜!!」

「くすっ…それもかわいそうだしね。そろそろ前も触ってあげる♪」

既に僕のおちんちんは完全に勃起して、ズボンに大きなテントを形作っている。

ご主人様はチャックを下ろすと、刺激しないよう丁寧に僕のおちんちんを取り出した。

先っぽは我慢汁でべとべとで、蒸れているためかすかに湯気が立ち上っている。

「ふふっ、もうびんびんだね、変態奴隷さん♪そんなに弄って欲しいの?」

お尻の穴を弄りながらご主人様が僕に問いかけてくる。

「んうっ…射精……あっ…させてく……くうっ…ださいっ……」

「そうかそうか、そんなに射精したいのか〜……ほらっ♪」

じゅぽんっ!ぴゅっ!

「ふううっ……!」

ご主人様が素早く指を出し入れしてきた。

一瞬で肛門に走る快感と共に、我慢汁が新たに噴き出す。

「あはっ、出てる出てる♪そんなに蜜を出してるし、今日はしゃぶってあげちゃおっか♪」

「えっ?」

「くすっ、聞こえなかった?今日は〜…お・しゃ・ぶ・り…してあげる♪」

ご主人様は僕の前に回りこむと、腰を下ろす。

丁度ご主人様の口の位置に僕のおちんちんがある状態だ。

「ほおら……見て…」

既にご主人様の口の中には唾液がたっぷりと溜まっていた。

あんなお口でしゃぶられたら…と考えると、期待がどんどん高まっていってしまう。

「このお口でしゃぶってあげる♪周りに見えないようにしっかり隠しておいてね〜♪」

そういいながらご主人様はゆっくりとおちんちんに口を近づけていく。

「あ〜ん…………はむっ」

「あううっ、そ…そこはぁ!」

しかし、ご主人様がくわえ込んだのはおちんちんではなく、たまたまだった。

予期していないところへの責めに、僕の体は一瞬にして反り返る。

「あむあむ……んうぅ……じゅるる………」

「くうんっ……ふあぁぁ……」

僕の二つのたまたまはご主人様の熱い唾液の海の中で転がされている。

舌が巧みに蠢き、僕のたまたまを優しくこね回してきた。

更には唇で締め付けたり、袋を頬にこすり付けたりして同時に袋の方まで責めてくる。

「しぇいひ…ぐるぐるうごいてりゅよ?…ふふっ……あむぅ…」

「そんな……あうぅ……」

「くすっ…か〜わいい♪……はむっ…ぐちゅ……」

さっきのアナル責めで生産されていた精子が、温かさに包まれてざわざわと蠢きだす。

内側からじりじりと焼かれるような感覚が、僕の射精欲をどんどん膨らませていく。

「ごしゅじんさまぁ…ださせて……ださせてくださいぃ……」

しかし僕の言葉にご主人様は反応を示さず、ひたすらにたまたまをしゃぶり続ける。

「ごしゅじんさまぁ…………」

ぐちゅんっ!

「ひいんっ!」

僕のお尻に入ったままだったご主人様の指が、突然また動き出した。

しかし今度は荒々しく犯す動きではなく、ゆっくりと優しい動き方だ。

「ふうんっ……はあっ………」

ご主人様の指が腸壁を擽るたびに、甘い声をあげさせられてしまう。

そしてその指はある一点に到達すると、その部分を集中的にマッサージしてきた。

「んん〜っ!!」

途端にぼくのおちんちんはびくりと反応し、ご主人様の髪の毛に我慢汁を撒き散らした。

「じぇんりちゅせん……ひもちいいの〜?ふふっ……じゅる……ちゅぱっ」

「きもちいいですっ!ぜんりつせんも…たまたまも……どっちもいいですっ!」

お尻への鋭い刺激と、たまたまへの穏やかな刺激が重なり合って下腹部に溜まっていく。

しかし、どんなに気持ちよくても射精するまで至らない。

我慢汁に塗れ、快感に喘ぐおちんちんには一切の刺激が与えられていないのだ。

「もう……ださせて……くださいっ………!」

だが、どんなにお願いしてもこの状況は変わることはなかった。

相変わらずご主人様は、髪が汚れるのを気にせずにたまたまをしゃぶり続けている。

お尻の穴には指が出入りし、色々な角度から前立腺が責められている。

既にたまたまは精子で一杯で、おちんちんは痛いほどに充血していた。

僕は完全に勃起したおちんちんを見つめながら、ご主人様が心変わりするのを待ち続けた。

 

「次は〜、○×〜、○×〜。お出口〜、左側で〜す」

いつの間にか降りる駅の直前まで来ていたらしい。

このまま射精できないまま、今日は終わるのではないか。

そんな不安が僕の頭の中をよぎり、ご主人様に視線を送る。

ご主人様は僕の視線を受けると、ようやくふやけきったたまたまを解放してくれた。

「しゃぶってあげるから三秒でイってね〜♪イけなかったら、今日は無しだよ?」

僕は必死で頭を上下に振って答える。

イかせてもらえる。

それを考えるだけで僕のおちんちんは限界を超えて反り返り、既に発射準備に入っていた。

「いい子いい子。じゃあ……あ〜ん………」

ご主人様の口がゆっくりとおちんちんに近づいていく。

そして僕のおちんちんの真ん前まで来て――

ずぷぷぷっ!ぐりぐりぐりっ!!

「ああああ〜ん!」

突然後ろの指が前立腺を強烈に揉み解してきた。

思わぬ刺激に、僕は咄嗟に腰を前に突き出してしまう。

次の瞬間、僕のおちんちんはご主人様の口内に収められ、鈴口には舌が突き刺さっていた。

尿道口を穿たれた後は、すぐさま舌全体でもって裏筋をねっとりとこすり上げる。

どぴゅーっ、どぴゅ、どぴゅ……

温かく、絡み付いてくるご主人様の口の感触に僕はあっという間にイかされてしまった。音を立てて放出される精液は、ご主人様が全部飲み込んでいってくれる。

「ああっ……ごしゅじんさまっ……やめ、きつうっ…!」

しかし、イっている最中もご主人様の責めは止むことはなかった。

カリを、裏筋を、鈴口を、そしてお尻の穴を。

どぴゅっ、どぷっ、どぷっ……

敏感になっている急所を責められ、射精が終わらないまま僕は2度目の絶頂を迎えた。

「んんっ…じゅるっ、じゅぷ……んっんっ…はむぅ…んぐんぐ……」

しかし、ご主人様の責めは止むどころか激しくなっていく。

どんどん溢れてくる精液を飲み下しつつ、おちんちんに苛烈な責めを与え続ける。

前立腺への刺激が奥に溜まっている精液を強制的に外へ押し出していく。

少しでもたまたまから出た精液はたちまちご主人様の口の中に吸い込まれていく。

ひたすら、それの繰り返しだった。

びゅるるっ、どぴゅ、どぴゅ……

3発目。

ぴゅるっ、どぴゅり……

「くうううんっ!」

4発目。

ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅるっ……

「はううううっ……」

5発目。

ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅるっ、ぴゅっ、どぴゅ……

「おあっ…ひいいいいぃ……」

6発目、7発目、8発目。

どぴゅ、どぴゅ、ぴゅっ、ぴゅっ、どぴゅーっ、ぴゅるっ……

「あ…あ…ああああああぁぁ………!」

そして、イきっぱなし。

おちんちんは絶えず脈動し、精液はどんどん吸いだされていく。

「んはうっ…じゅるる……じぇんぶ、だひなしゃいっ!」

「あああああぁいいいいいいいぃ……いいよぉ……」

快感が最高潮で固定される、地獄とも言える責め。

ともすれば失神してしまいそうな責めの中、僕は必死で意識を繋ぎとめる。

しかし、勢いの良かった射精もだんだんと量が少なくなっていく。

ずぷっ、ずぷずぷずぷずぷっ!

前立腺への刺激も更に激しいものになるが、それも無意味。

上がっていく快感量とは裏腹に、精液の量は減っていく。

「ん〜っ……んちゅ、ちゅるる……じゅぷっ…んぷっ……」

ご主人様は諦めたのか、激しい責めから一転して搾り取るための優しい責めに切り返る。

こわばっていた僕の体が、自然と弛緩していく。

どぴゅ………どぴゅ………ぴゅ………………

「ふああああぁぁぁ………」

「んっ…んっ…んっ………ぷはぁ!……ふふっ、ごちそうさま♪」

もうおちんちんから何も出なくなるのを確認して、ご主人様は口を離した。

同時にお尻の穴からぬぷりと指が抜かれ、その快感にまたも震えてしまう。

ご主人様は度重なる射精の余韻で何も考えられない僕に優しく微笑みかけてくれた。

そして、僕のおちんちんをしまい、ズボンを履かせ、ベルトを締めてくれた。

「くすっ…今日も可愛かったよ♪……また明日ね♪」

立ち上がったご主人様が耳元でそう囁いてくれた瞬間、近くのドアがぷしゅーっと開いた。

どうやら目的の駅に着いたらしい。

僕は、未だに定まらないふらついた足取りで電車を降りた。

「ありがとうごじゃいましたぁ……ごしゅじんさまぁ……」

そう、震える声でお礼を言ってから。

そして、明日の責めに胸を膨らませながら――

 

END




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