成人向け催眠小説 hypnorabbitfrommoon02



hypno rabbit from moon.




「続けるよ。そこで覗いてる天狗さん。」



< ギクッ




-----------------------------------------hypno rabbit from moon. No.2----------------------------------------------------



目の前には、大きな紅い目。

だが、透き通っている。吸い込まれる。何も考えられない。頭も透き通る紅で一杯になる。

声が、響く。直截頭の中に語りかけられる。



『あなたは今、紅い湖の上を漂っている...

そう、そして、この湖の中に入ると気持ちがよくなる...さっきみたいに深く入っていける...』




パチン....




音が鳴る。

すると誰に言われるということもなく目が閉じる。



『あなたは私の言葉がなくても私の波長を受け入れることができました...

そしてまた深い深い、世界に入っていく...

あなたは、私の世界に落ちてゆく...

ほら、いらっしゃい...10、...9、...8、...7、...6、...5、...

こっちよ....

...4、...3、...2、...1、...


0...


どんどん落ちていく、気持ちがいい...もう何も分からない...わかるのは私の声だけ、私の波長だけ....

もっと落ちていく...もっともっと落ちてゆく...落ちる...落ちる...

深い、深い、私の言葉だけ聞こえる世界に落ちてゆく....』






「あなたは深い深いところに来ました...えらいね...素直だから....なでなで、なでなで...

ふふっ」





『さあ、あなたは私の言うことを素直に受け入れることができました...

素直に受け入れると...

そう、こんなふうに....なでなで...してあげます...



するとなんだか気持ちよくなっていく...ほら、月の光の何倍も気持ちがいい...気持ちがいい...

もっとしてほしいでしょう...もっとしてほしいでしょ....ふふっ...

もっとしてほしいからあなたは素直に私の言葉を受け入れる...私の言葉自体、気持ちがいい...



さあそれでは、気持ちがいい中でイメージして...

あなたの体の中には小さな、透き通った玉のようなものがあります...そう、そしてさらにはさっきの私の目も思い出す...

すると...玉をイメージすると...だんだんと私の目のような紅い光がゆらめいてくるね...

炎みたいだけど...熱くはない、どこか柔らかな温かい光...その紅はなんだか心地よいね...

そう、こんなふうに頭をなでられるように心地よい....

その火がゆらめく玉は、あなたの心。そう、あなたの心はこんなにも温かいの...

そして火は私の波動...あなたの温かい心と共鳴してる...

こんなに波動が合う人は初めて...だから私はあなたに気を許せるの...



だからあなたも安心して...私に気を許して...

あ...力が抜けてきた...ふふ、ありがと。なでなで。


さあ、その気持ちのまま、でいてね...そのままでいるともっと私が恋しくなるの...

恋しくなったら私の名前を...あ、”名もない”って言ってたか。

じゃあ、あなただけに教えるよ。私の名前。長いから、愛称だけね。』






「ウドンゲ、ってよんでね♪」


耳元の頭に直截入ってこない声は、心地よく、魂に共鳴する。



『..ねえ、私の名前、...言ってみて。

...

...ふふ、あなたに言ってもらえるとうれしい。なでなで。』




――ここで不意に私は部屋の戸を閉めた。カラカラ、ピシャ。
どこからか舌打ちが聞こえたような気がするが、気にしない、気にしない。



『さ、この世界にはあなたと私の二人だけ...

そう、二人だけ...だから私をもっと求める気持ちが強くなる...

...心の玉ももっと気持ちのよい光を発するよ...

...そして私の名前を呼べば呼ぶほど私が恋しい...私の全身を視界に捕らえたい...』




『それじゃあ、この気持ちのまま起きようか...

あなたは意識がはっきりするけど、私への気持ちを持ったまま起きることができます。

そしてあなたは自分の行動を無意識で抑えることができます...無意識に抑えてしまいます...

これも私への愛情なんだよ?わかる?...

...うん、えらいえらい。なでなで。




でも私が”許可するよ”と言ったら私が許可したことだけ、できる。

ね?

そして私が”やめなさい”っていったら体が勝手にやめちゃうの。

いい?


うん、いいこいいこ。なでなで。』






「今言われたことは無意識に刻み込まれました...

...じゃ、起きるよ...



1、手足に力が入り自分の体が自分で動かせる。

...2、頭がはっきりしてくる。もう目が覚める。

...3!」




パンッ


この音と同時に、腕が引っ張られる。






「おはよう。気持ちよさそうにしてたね。」






「...ん?どうしたの?顔、赤いぞ?つんつん。」




「を、もっと赤くなった。面白い♪つんつんつん。」







そのとき、彼女の耳が頭に当たる。


彼女はピクリとする。


「ひゃうっ」


....。



「あ...はは..

恥ずかしいとこ、見られちゃった.....


....。



でも、あなたならいいかな...」



「あ、また顔真っ赤っか。
....。

これ、さわってみたい?...ピコピコ。」


「うーん、じゃあ...耳だけなら”許可するよ。”」




「ふふ、どうぞ。

ん、ひゃうっ

うん、大丈夫だから...開発されて慣れてるから...

....え?ああ、いやいやいや、何も言ってないよ?風の音でしょ?



...あぅっ...そんないきなりっ...

..んっ..そんなところ...はうんん....

あぁ...そこ...じゃなくて..あん...

...んぅっ...んはあ....

ううう...すっかり...ああぁっ...気持ちがよ...

...んっんっ..え...?....何でもな..ひゃうっ...そこ....

あ......そろそ..ろ...やめ....

...うあぅん...やば...んんんぅ....

やめなさ...ううんぅ...はあっ....とけるぅ...

あん...うん.....はぁ...あっあっ.....うっ

...うっんっ....ああん....あっ...も、もう....

..体をくねるしか...ううん...あああっ...

ああん...あんあん...だから...んっ...!

もうやめ....うんん...もうっ!」




『”やめなさーい!!!”』




ピタ。




「はあ、はあ、はあ....危なく...ふう、ふう....」




「もう、いくら珍しいからってー!限度考えてよ!!

え?いや、確かにそう言ったけど...ごにょごにょ....

....もう、ぷう。」



「謝っても許さないよぅ...」




「そんなあなたにはお仕置きだよ」











―やわらかい感触。


近くに感じる彼女のにおい。


腕には長い髪がさらさらと触れる。


彼女が、全てになる。


夜が、月は妖々として偽物ではないのに、永久に―












不意に、脳に直截声が響く。



『深く入って』


パチン....





『さあ...なんだか温かい気持ちをあなたは心の中に持っています...

そして...とても心地よいふわふわした感覚にあなたは包まれている...

あなたは心地よさとともに...頭が真っ白になっていく...気持ちがいい...


これからあなたは深い眠りに入ります...深く、深く、ゆったりと安心した眠り...

そして眠りから覚めると今までかけられた”縛り”は全て消え去るの...

そう、あなたの心に残したい気持ちだけ残して...

全て、消え去ります...


さあ、幸せのまま眠りましょう...月に照らされて...ゆっくりと...ゆったりと...安心して...』






「おやすみ。きっと起きたとき、これが夢だってわかるよ...

でも、夢の中でなら、またきっと......」





頬に伝わるやわらかくつやのある感触。


『おやすみ...』










カララ...



リーンリン...リーンリン





カララ...パタン。
















完。















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hypno rabbit from moon. おまけのおまけ.txt












りーんりん

りーんりん













「そこに居るんでしょ。出てきたらどうなの?」



...。がささっ




「いやー、ばれてましたかー。お耳が長いだけありますねぇ。」


「うるさいわね。月が出てるときぐらい静かにしたら?...というのはまあ、冗談。」


「おや、いつにもまして性格もお耳も丸い。まるで私の名前のようです。」


「それはほめてるのかほめてないのか...」


「ほめてます。私を。」


「まあともかく、あなたがあの外から来た人間に興味を持つとは思いもよりませんでしたよ。

本当に波長が合ったのかなんなのか。そこらへんをkwskお願いします(キリッ」


「う...そんなとこまで聞いてるの?まあ、波長が合ったのは本当で偶然。

人の波長なんてものは、周囲の状況、自分の体調とか、心情とかによって左右されて日によっても変わるから、

妖怪の私と合うなんて偶然よ。」


「ふむふむ。当たり前のこと過ぎて記事にはできませんねえ。」


「ちょっと、人から聞いておいてなによそれ。」


「ですがあなたがその瞳と波長操り以外にそんな特技があるとは。もしやあなたのおししょー様ですか?」


「回りくどいわねえ。ま、直接教えてもらったわけではなくて、お師匠様の書斎整理でたまたまこういう本があってね。」


「まっ、あの外の人間には日の昇ってる間中、質問攻めしてましたから、

ネタは豊富なのであなたの夜の営みは書かないでおきましょう。」


「ああ、そう、...って、夜の営みって何!?ってか、質問攻めしていたからあんなに疲れていたの!?」


「そんなに一気に言われても困ります。それより、記事にはしませんから、なぜ、一線を越えなかったのか...」


「ちょ、ちょっとー!」


「ジャーナリストですから。それで?」


「うぅ、今日は十五夜だから、早く帰らないといけなくて...」


「ふむ、用事がなければそのあとはどうなっていたことやら...」


「言葉のあやよ....」


「おお、私の名前とかけるとは。うまい。座布団一枚。」


「もう、こんなことしてるうちに月が......................」


「......。」


「......。」


リーンリン


リーンリン




「あっー!しまった!!もう月が昇っちゃった!!お師匠様におこられて...それで...!!!(絶句」




その妖怪兎は顔面蒼白、そして大急ぎで竹林のほうへと飛んでゆく。


残された天狗はやれやれ、と自分の撮った写真ににやりとしながらもまた、彼女も山へと戻っていった。


翌日の号外新聞にその写真と記事が載らなかったのは月があんなにもきれいだったからであろう。




だから天狗がその写真を元手にある兎経由でひとつほのかに儲け、

その地上の兎が、その写真によって妖怪兎を一週間いじり倒したのはまた、別の話。(ウササ

















































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