成人向け催眠小説 hypnowindbell01



- hypno wind-bell -


夏。

それを感じさせない夜が、ここにはある。


川のほとり、虫の声、そして、風鈴の音。

涼しげな音。



この秘境の夜の避暑地に迷い込む人々は、

ぽっかり浮かぶ店の光に釣られてやってくる。


そう、そして......彼女に出会う。



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チリーン、チリーン


チリン、チリーン.....





カラカラカラ....カラカラカラ...タン。



「いらっしゃいませ。」


「ようこそ、納涼の館へ。」



浴衣を着た女性一人が迎える。



「そろそろあなたがやってくるころだと思いまして、
お待ちしておりました。」



「どうぞ、奥のお座敷へ。」

「本日も、涼しく、気持ちよくしてさしあげましょう。」






「今日も大分暑かったですね...

昼を思い返すともう汗が出てのどが渇いちゃって...

のどが引っ付いてしまいそう。そうそう、そんな感じ。」




「だから今は、せっかくこうやって風鈴の音も聞こえて、

涼しいところに居りますから、体も心もすっきりと気持ちよさに浸りましょう?」





「この館は、今日はあなたのためだけに。」

「だから、安心してこの風鈴の音に耳を澄ませてリラックスしましょう。

気持ちのいい涼しさに浸るために。気持ちよさに浸るために。


気持ちよくなるために。」



「それでは、いきましょうか。」



「ではまず、そのやわらかい、敷き詰められた座布団に横になりましょう。」


「いいですか?」




「じゃあ、天井にある、そう、小窓から月が見えますね...

そこから月をただ見ていましょう....


そう、ただボーっと見ていましょう...




まだまだ....



もっとみて....






なんだか月がぼやけてきましたね...おかしいね...もっとちゃんと見ないと...




あれ?なんだか頭もボーっとしてきたよ...もっとしっかり月を見て...


月がぼんやり...頭がぼんやり...目もぼんやり..月を見て......



ほら、なんだか目がショボショボとしてきたね...




ほらほら、ちゃんとぼんやりして見て...もっとぼんやりして気持ちがいいよ...


ほらもう頭がボーとしてなんだかいい気持ち....





もうまぶたが閉じちゃいそう...



私が3つ数えたら完全にまぶたが閉じてしまいますよ....


3



2



1




...0。ほら、もう閉じちゃった...スーッと闇に吸い込まれる...


どんどんあなたは奥に、入ってゆく....スーッと入ってゆく...


あなたはもうすっかり深いところに入ってしまいました....


あなたはもうすっかり催眠状態....





そう、ボーっとしてて私の声に身を任せるだけ...


それが催眠状態....



ほら、私のさすったところ...右の肩から力が抜けて...

左の肩から力が抜けて....胸...おなか...太ももから足の力が抜けていく...


すーっと抜ける....どんどん抜ける...






その抜けたところ、そこが出口になって体中の力が抜ける...

どんどん抜ける....もっと抜ける...力がスーッと抜けていく...







ふふ、力がすっかり抜けていますね...力を抜くのはとてもいいことですよね...








さあ、そしてそこの、胸の辺りに、エネルギーが入ってきます...


心地のいい、自然のエネルギーが集まってくるのを感じて...



おなかのあたりにも集まってくる....


心地がいいそのエネルギーは、あなたの今日の疲れ、いやなこと、

自分が排除したいと思うことすべて外に出してくれます...




だからもっと感じてください....






そう...気持ちがいいですね....」





















「さあ、名残惜しいのもわかりますが...いったん戻ります....

でもまたここに来たいですよね...そうだよね....うん...




だから指を私が鳴らしたらまた戻ってこれますよ....

指のこの  パチン  という音が聞こえたらまた戻ってきていいですよ...」












「それでは私が手を引っ張ると戻ってきますよ...」











「よいしょ、ほら、戻ってきて。」



















パチン















「ほらまたあの世界に入っていく....ズーンと落ちる...もっと落ちる....

さっきよりももっと深いところに...もーっともーっとふかいところに落ちます...」














「さあ、もうあなたはさっきよりもはるかに深い催眠状態。


そこはとても気持ちがいい...



そしてその状態になると何か音が聞こえてきます....



さっきまで気がつかなかった音...



チリン チリーン



なんだか心地のいい音...


チリンチリン




その音と、私の声を聞いていると...


もっと深く入れるね...







そう、その音と一緒に、私と一緒に、深いところまで階段を下りていきましょう...



あなたの心の階段を...


大丈夫、気持ちがよくなるだけだから....


それじゃあ、1000 から 0 まで数えましょう...




1000、

999、


998、


ほら、あなたも声に出して。


997、


996、


995、


もうちょっと早くして....


996、


995、


994、


993、




あれ?どこか間違えてしまいましたね...でもあなたはもっと早く数えなくてはいけません...

995、

994、

993、

992、

991、

990、




もっと早く...

989、
988、
987、
986、
985、
983、
982、
981、
980、
979、
978、
976、
975、
.
.
974、
973、
.
.


さあ、もう数えなくていいですよ...
そして数えるのをやめると...




ほらもっと深いところにズーンと入っていく...落ちていく...」









「それでは寝ない程度に放置しますね...」









































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