第三話

裕美也「うわーっ、雅夜ねえちゃんが…」

雅夜「わたしの服を脱ぐところや、裸まで見て許せないわ」

風呂場の脱衣所で雅夜の正体を見てしまった裕美也は、さきほど雅夜の髪を編んだ姿に興奮して精液で下着まどを汚したままの状態でいたので身動きもできずにいた。そして、雅夜の変身した姿にまた腰を抜かしていたため、倒れて起き上がれなくなっていた。そこに雅夜が迫ってきたのである。

裕美也「う、うわっ!」

雅夜「うふふふ」

雅夜のわきの下のわき毛が蜘蛛の手に変って伸びてきたり、股のところからもアンダーヘアーが二つの手になって裕美也の首や身体をおさえつけていた。雅夜の顔や胴体も毛むくじゃらになり、目を赤色に覆っては口から牙を出してまたキラッと光らせているのであった。

裕美也「く、苦しい…」

雅夜「おまえも、わたしのようにクモになるのよ」

雅夜のべつの手が裕美也のはいていた半ズボンや下着を脱がせていた。露骨にも、さきほど興奮して精液だらけでべとべとになった性器のまわりを雅夜の前にさらけ出すことになった。

雅夜「うふふふ、こんどはこれよ」

雅夜の三つ編みにしていた二本の超長い髪の毛の上を何匹ものクモがはっていた。そのクモが髪の毛先からとびおりて裕美也の身体を目がけてきた。しかも裕美也のひざのところにとびおりて股のほうにはいあがり、べとべとになっている性器のまわりに侵入してきたのである。

裕美也「うわあーっ、こんなところに」

雅夜「ふふふふ。わたしのクモも男の精液が好物なのよ」

裕美也「あっ」

さらにべつのクモが裕美也の背中に何匹も列をなしてはってきて、裕美也の背中に束ねておろしている長い髪の毛に侵入してきたのである。

裕美也「うっ、うう…」

雅夜「うふふふ」

雅夜は裕美也の身体を何本かの手でおさえつけ、首を自分のアンダーヘアのあるところにうずめさせていた。アンダーヘアから糸が出てきて裕美也の口のなかに侵入していた。裕美也の目がギョロッとなって雅夜に見つめられると目をそらすこともできなくなっていた。

雅夜「さあ、おまえはわたしの思い通りに動くのよ」

裕美也の表情がうつろになり、雅夜の両手に誘導されて首をたてに振るのであった。

雅夜「いっしょにおふろにはいろう。髪の毛洗ってあげる」

雅夜につれられて、裕美也も風呂場に入っていったのである。

幸子「雅夜さん、まだおふろから戻ってこないようね」

美智子「そういえば、裕美也も見かけないようだけど」

嗣美「先におふろに入りたいとか言ってなかったっけ」

美智子「ちょっと見てくる」

美智子がふろ場のほうへ足を運ぶと、ちょうど雅夜が三面鏡の前ですわっている裕美也の髪をヘアブラシですいているところであった。しかもふたりとも裸のままであった。

美智子「ええっ?ふたりがいっしょにおふろばにいるなんて、それにしても、裕美也もあんなに髪の毛伸びたわね」

さらに、雅夜が裕美也の髪を分けると耳もとにピンク色の布製のリングをそれぞれゆわえてツインテールにし、しかもその髪を三つ編みに結いはじめて毛先には太めの白いヘアゴムを巻いてちょうちょ結びにしようとするのであった。

美智子「やだ、裕美也ったら女の子みたいなかっこうで…はっ」

おさげになった裕美也といっしょに、超長い三つ編みの雅夜も美智子のほうを振り向いて不気味に笑い出したのである。

美智子「裕美也も、雅夜さんもどうしたの?はっ」

雅夜「うふふふ」

裕美也「くくくく」

ふたりの目が光って、毛むくじゃらの姿に変わりはじめ、美智子に迫りはじめたのである。

美智子「きゃーっ」

特に、裕美也は性器を露骨にぼっきさせたままの裸の姿で美智子に迫ってきたのでより驚いていた。

雅夜「さあ、裕美也くんは美智子ちゃんを襲ってクモの仲間にするのよ」

裕美也「はい」

美智子「あっ」

逃げようとした美智子だが、裕美也の股から伸びてきたアンダーヘアーが糸に変身して美智子のはいていたスカートのひざに巻きついたため、美智子は逃げられなくなってしまった。その場にひざまずくようにして倒れると裕美也がその背中に襲ってきて、裕美也の髪の毛に隠れていたクモが美智子のまとめている一本の三つ編みの髪に移り、髪のなかから頭に入りこんで美智子の表情もだんだん顔がこけてきてうつろになっていくのであった。

美智子「ああ…」

いったん倒れて起き上がった美智子も、不気味に笑いを浮かべ、腕を曲げて手の先がクモの爪に化していたのであった、

美智子「くくくく」

雅夜「うふふふ。これで美智子ちゃんもクモ女よ」

嗣美「幸子ねえちゃん、美智子ねえちゃんの悲鳴が聞こえなかったかしら」

幸子「なにかあったようね、ちょっと行ってみようか」

ところが、ふたりがふろ場のほうへと思っているうちに、美智子たちも向かってきたのであった。

嗣美「なんだ、みんないたのね」

すでに雅夜と裕美也も入浴を終えて服を着ていたのであった。

美智子「幸子ねえちゃん、おふろに入ったら?」

幸子「いいの?じゃあ、そうさせてもらうわ」

幸子がすぐにふろ場のほうに行くと、残ったのは嗣美のほかはすでにクモになっている三人である。

嗣美は、裕美也が三つ編みをしている姿も初めて見て驚いたりしていた。

嗣美「ずいぶんていねいに、きれいに編んでいるのね」

嗣美が裕美也の髪に手をかけようとしたが、その髪をクモがはっているのを見かけた。

嗣美「はっ、ど、どうしてクモが」

その時、雅夜と美智子の表情が不気味に変わりはじめていた。

雅夜「うふふふ」

美智子「くくくく」

嗣美「おねえちゃんたち、はっ、裕美也まで」

裕美也「うふふふ」

三人の顔がクモの毛むくじゃらの姿になり、手の先もクモの爪になって嗣美に迫るのだった。

嗣美「みんな、どうしたの、やめて」

裕美也が正面から嗣美の身体にとびかかって嗣美の首を両手にある爪で刺したのであった。

嗣美「きゃあ」

三つ編みの髪を輪にして結んでいた嗣美も倒れ、裕美也が半ズボンや下着をまた脱いでアンダーヘアーを糸にかえて伸ばし、嗣美の口に入りこませていた。

ちょうどそこへは、幸子たちの母親である文子も入ってきたのであった。

文子「あなたたちなにしてるの?みんなおふろに入ったの?あっ」

振り向いた雅夜や美智子の恐ろしい姿を見て文子が驚くとすぐに今度は美智子がとびかかって文子を襲うのであった。

文子「きゃあーっ」

雅夜「うふふふ、みんなクモになっていくわ」

手を口にあてながら不気味に笑って超長い三つ編みの二本の髪を揺らせている雅夜がこうして家の者をあやつっていくのであった。

文子も嗣美もクモ女になってしまった。雅夜といっしょに来ていた、母親の伸枝や妹の乃里予に久美子も集まっていた。

雅夜「残っているのはひとりよ。いまおふろに入っているから。」

雅夜が家の者をつれて入浴中の幸子をクモ女にしようとしていた。雅夜の母親と妹二人のほか、美智子に嗣美に裕美也と彼女たちの母親である文子の八人で迫ろうとしていた。

ついにふろ場の扉までやってきた。幸子はちょうど身体を洗っている最中だった。

恐怖とピンチがすぐそこにあることにまだ気づかない幸子は…。

(つづく)




暗黒催眠空間トップページ