登場人物

 

 橘 雄太

 

 境田 翔

 

 

 「はい・・・はい、わかりました・・・・では。」

 

 「ご主人様ぁ、誰からぁ?」

 

 「ん?ああ、バイト先からだ。流石に無断欠勤が続いてるからな。」

 

 「あ、そうだった。どうしよ・・俺バイトしなきゃ家賃が」

 

 「そうだよな・・・・わかった。それじゃぁ家賃は俺が持つよ」

 

 「え?ほ・・本当にいいのか?!ご主人様?」

 

 「ああ、任せろ。大丈夫だ。」

 

 普通の休みから続けて無断欠勤をしてる。

 しかも雄太と居る事を告げてるし、二人とも無断欠勤だ・・。

 俺はバイトを辞めさせられても何とかできるし家具を売ったりすれば生活費

は何とか

 なる、でも雄太は高校を出てすぐに今のバイトだ。

 まぁ、俺の貯金で二人くらいは賄える。

 資金が無くなれば、親父に仕送りとして貰えるからある程度は楽にできる。

 それに、親父もどうしてもと言うときは仕送りしてやるって言ってたし本当

に有難い

 

 「ありがとう!」

 

 「ふふ、気にするな。お前のためでもあるしな」

 

 可愛い笑顔を見せる雄太は俺の顔を見ながらそう言って。

 

 「ふう・・・飯も食ったし、どうする・・・ん?雄太?」

 

 ふと、雄太の唇に目をやった。

 少し指で雄太は自分の唇をぷるんっとさせながらもじもじしてる。

 

 「どうした?」

 

 「いや・・・その・・うう、何でもねぇよ」

 

 わかり易い、まぁそのリアクションも可愛い。

 

 「そうか・・・なら。遊ぶなら付き合うぞ?それとも寝るか?」

 

 「キ・・・・キス・・・・よかったからさ。。俺、ご主人・・様と。」

 

 思わぬ言葉だった。

 あのキスだけじゃ物足りなかったとも取れる。

 余韻だ・・そう間違いなくキスの余韻だ。

 特別、いろんな暗示はせずにキスとか蜂蜜キスとかの暗示以上にキスの快感。

 

 そう、キスの快感や感触は雄太をもっと興奮させたんだろう。

 

 「そうか・・ふふ。したいのか?」

 

 あえて遠まわしな言葉、ここで暗示を入れてさせるのもいいが。

 

 「・・・・・・うん・・・したいよ・・・」

 

 「いいぜ、分かったよ。じゃぁキスしような」

 

 「へへ・・・・うん。」

 

 そして、また余韻の中でキスをまた始める。

 

 

   

      彼の虜 第二章 ”二人の時間 キス本番 余韻”

 

               END