鎌倉 圭一・・・両親の他界後、唯一の親族である鎌倉家に引き取られる。

         高校一年生。(旧姓、室岡)16歳。                    

                                   

鎌倉 まどか・・・圭一の継母。極度のSで気に入った男がいると、

    徹底的に追い詰め調教する。38歳。            

                                   

鎌倉 広美・・・圭一の義姉。母親譲りのS。

    とても美しいが、その容姿からは想像できないほどの残虐性を持つ。

    高校二年生。17歳。                     

                                   

鎌倉 香織・・・圭一の義妹。妹といっても圭一とは同い年。

         生まれたのが早い圭一が戸籍上、兄になった。

         可愛い容姿をしているが、とても嫉妬深い性格をしている。

         高校一年生。16歳。                    

                                   

                                   

                                   

僕には本当の両親はいない。二人ともとても優しく暖かく僕を育ててくれた。

だけどある日二人の乗った電車が横転。

・・・二人とも即死だったらしい。

葬儀には僕の知らない顔ばかりが並んでいた。

ほとんどが両親の仕事関係の人たち。

学校の友達、近所の人たちは僕を慰めてくれた。            

だがあの時の僕にはそんな言葉は届かなかった、棺のそばで弔問客

を眺めているだけだった。

だがそんな時目の覚めるような美人が眼前にいる事に気づきハッと顔を上げた。                      

                

「・・・・まどかさん?」      

 

とても小さい頃に何度か見た顔に思わずその声が出た。      

 

「そうよ・・・お久しぶりね。こんなかたちではなければ明るく話せたのだけれどね・・・・・。」

                     

まどかさんは、僕にとって唯一の親族だ。

父の妹にあたる人で僕から見れば叔母さんになるのかな?

でも僕は失礼な気がして叔母さんとは呼ばない。   

                                   

「わざわざありがとうございます。ほんとに久しぶりですね。」 

 

父とまどかさんはあまり仲が良くなかった気がする、

正確には父さんが一方的に避けていたのかな・・・?      

                                   

「ふふ・・・そうね、あなたあの頃と何も変わってないわね。嬉しいわ・・」       

                                   

 ・・・?僕はまどかさんの言った言葉の意味がわからずにいるとまどかさん

は間髪入れずに話し始めた。                      

 

「私はあなたを引き取りにきたのよ。

私しか身内がいないんですもの、当然よね? 

兄さんが唯一遺したものはあなただけですもの。

可愛がってあげるから私の所に来なさい。わかった?

まあ、あなたがイヤだといっても連れて行くけどね。・・・ふふ。」

                 

妖しく笑うまどかさんを見て、僕は思わず鳥肌が立ってしまった。

 

「えっと・・・あの・・・その・・・」

 

僕はなんといっていいかわからずに躊躇していると・・・             

                                   

「決まりね。三日後また迎えにくるわ。

その時までに荷物を整理しておきなさい、いいわね?必ずよ。」                   

                                   

まどかさんはそう僕に告げると、事のついでのように焼香をあげ帰っていってしまった。              

                       

「な・・なんだろう、まどかさんがとても怖かった・・・」

 

こうして僕の人生はものの数分で決まってしまった・・・                 

                            

                          

    続く




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