私は少し前から催眠術を勉強している。

私が催眠術を使えるということを知っている人は結構いる。

でも、あくまで遊びとしてであって、使えるといってもいつもは浅い催眠状態

まで。

何回かだけ深い状態になるまでかけたことがあるくらい。

 

 

そんな私に催眠術を掛けてほしいと、部活の後輩の男の子が相談をしてた。

 

 

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詳しく話を聞くと結構深刻のようだ。

 

 

彼の話を要約すると、

身長が低くて、童顔。声変わりもしたのに男の中では結構声が高い方。

ずっとそのことで悩んできたせいでいつもそのことを気にしてしまうらしい。

 

 

別にそれも個性なんだから私はそれでもいいと思うけど……確かに可愛い顔し

……じゃない!!

 

 

とにかく!

「先輩の催眠でなんとかなりませんか?」

ということだった。

 

 

う〜ん……そういうの克服するような方法は一応知ってはいるけど、これまで

やったことはないし。

そもそもそんな深い催眠状態まで催眠をかけたことが数回しかない。

 

 

「できるか分からないけど、やってみるだけやってみよっか」

 

 

「はい。お願いします」

 

 

彼は悩みの原因の高い声ではっきりと答えた。

態度がすごく一生懸命で余計可愛く見える気がする。

 

 

「一応聞くけど、催眠術のことをちゃんと信じてるよね?」

 

 

「はい。信じてるから先輩にお願いにきたんですけど…」

 

 

「あ、よかった。信じてくれてるね」

 

 

信じてくれていない人には掛りにくい。

前に信じていない子にかけようとして失敗したこともある。

 

 

「じゃあ、今よりも深く椅子に腰掛けて」

 

 

ゆったりと椅子に座り直してもらって催眠誘導を始める。

 

 

「じゃあこのペンライトの光をじっと見つめて」

 

 

 

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催眠誘導は驚くほどすんなりと、全く滞ることなく進んだ。

彼の被暗示性はかなり高かったみたい。

これまでに私がかけた催眠の中で一番深い催眠状態になってると思う。

 

 

私の目の前には完全に力が抜けきった状態で彼が座っている。

その目はどこか虚ろで感情のない表情をしている。

 

 

その目と表情を見ていると私の中で何かが起こった。

これまで経験したことのないような感覚。

それが何なのかわからない。

奥底から何かが出てくるような。

 

 

 

(何か…何かが私の中で…)

 

 

 

奥底から出てくる何かはだんだん増えていって、

それがだんだん私の中で何かが大きくなってくる。

 

 

大きくなるにつれてこれが何なのかがだんだんわかってくる。

 

 

 

『彼を…この子を私のものにしたい』

 

 

そんな気持ちがどんどん大きくなってくる。

 

 

 

その気持ちに私が埋め尽くされていく。

 

 

 

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全てが終わった時、私は上半身の制服がはだけ、下半身が裸の彼を見下ろして

いた。

 

 

 

 

                                   

    続く(と思います)




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