『大きな数』05

【D涼子先生のお手本】

「おめでとう。優衣ちゃん、凄いじゃない!今度は全部暗唱できたね」
「うん。先生、ありがとう」
「優衣ちゃん、やったねっ!」
「うん!理奈ちゃんが応援してくれたおかげだよ」
「えへっ」
「ふふっ」

「じゃあ、今日の暗唱はこれくらいにして、次は穴埋めプリントをやりましょうか」
「先生!」
「理奈ちゃん、どうしたの?」
「先生って、やっぱり『大きな数』をすらすら言えるんでしょ?」
「ええ、もちろんよ」
「理奈、先生のお手本を聞いてみたいな」
「優衣もっ!」
すると、教室にいるみんながそれに同調し始めました。

「いいわよ。言っておくけど、先生の暗唱は、とっても速いわよ?
さっき理奈ちゃんがすらすら暗唱したけど、あれよりもっと速いんだから」
「ええええっ!!」とみんながいっせいに声を上げました。
「理奈ちゃんのスピードが鈍行の電車なら、先生のは新幹線かな!」
「ええええっ!!」とみんながまた、いっせいに声を上げました。
「じゃあ、一回だけよ?みんな、よく聞いててね?」


≪さあ、お待ちかね。「数を数える場面」よ。また時間操作して焦らしてあげるから、
たっぷり楽しむのね。ふふっ。≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。ここで一回、寸止めしちゃうよ。四回めの絶頂、期待してた?でも、また
意地悪しちゃった。涼子先生のカウントはとても速いでしょ?何が何だかわからないうちに
終わっちゃう感じかな?でも、それが結構たまらないわよね?そして、こうやって、私に時間操作
されて、さらに焦らされちゃう。これも、またいいでしょ?あなたの快感がその分長く続くものね?
時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。二回めの寸止め。まだまだ余裕ね。時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。三回めの寸止め。まだ余裕かな。時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。四回めの寸止め。まだ余裕よね?時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。五回めの寸止め。あれっ、ちょっと苦しそうね?でも、まだ我慢。
時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。六回めの寸止め。結構苦しそうね?でも、まだまだ我慢よ?時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。七回めの寸止め。苦しいよね?でも、まだ我慢だからね。時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。八回めの寸止め。苦しくて仕方ないよね?ええっ?もう許してほしいの?
まだダ〜メ!時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。九回めの寸止め。苦しくて苦しくて悶絶しちゃってる。とっても可愛いわよ。
もう一回寸止めした後、絶頂させてあげるわ。時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)


≪はいっ。十回めの寸止め。まだ気絶しちゃダメよ?じゃあ、ラスト!時間よ、戻りなさい!≫


「一、十、百、千、万。億、兆、京(けい)、垓(がい)、禾予(じょ)、穰(じょう)。
溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)。
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)…」(早口で)

「不可思議(ふかしぎ)…」
「不可思議(ふかしぎ)…」
「不可思議(ふかしぎ)…」
「不可思議(ふかしぎ)…」


≪ほらっ、絶頂しちゃいなさい!≫


「[無量大数]!」


≪ふふっ。気持ち良さそうね。もう、「寸止め中毒」になってきてるかな?ホント気持ちいいでしょ?
まだまだ続けてあげるから、覚悟しなさい。≫

-続く-





















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