//                                                              //

//      『催眠考察2』                                          //

//                              作:R-amberと愉快な仲間達       //

//                                                              //

//      この作品に出てくる知識、技術、情報は、                  //

//      作者の妄想によるものが多く含まれており、                //

//      実際の催眠に関する技術とは直接的な関係は                //

//      これっぽっちもございません。悪しからず。                //

//                                                              //

 

 

 

 …………足が痛い。

 よくあるだろう?学校の行事とかで、ウン十キロほどの距離を歩かされるような事が。此処ではフルマラソンと同様の距離、即ち42.195キロの距離を歩かされる行事がある。正直なところ、普段から運動しているわけでもない私にとって、それは地獄のようなものでしかない。

 だいたい、5キロほど進んだ辺りで、息切れが発生する。

 10キロ進めばバテはじめ、15キロから20キロで筋肉が痛みを訴える。

 道程半分ほど進んだところで、足にコールドスプレーをぶちまけて、何とか応急処置をしたにもかかわらず、数分後にはまた痛みがぶり返す。まるで肉離れでも起こったかのような感触がする。歩くたびに、筋肉がぐにゃりぐにゃりと歪んでいるような感触が、手に取るようにわかってしまうのだ。

 ……そんな時、ふと思った。

 足が痛いなら、其処だけ感覚を切り離す事はできないだろうか?と。

 足の触覚……いや、痛覚だけを除去し、まるで自分の物ではないかのように、それはまるでリモコンでロボットを操作しているかのように動かす事は出来ないだろうか。

 意識してしまえば、それは案外簡単に出来てしまう。

 神経の流れを自分の中でトレースし、腰より下の当たりでブロックする。鎮痛剤のCMをイメージしながら、足と脳の繋がりを矢印のようなもので引き裂く。

 そうする事で、私の足は、ただの棒になってしまったのだ。

 

 人はこれを、自己暗示という。

 これを簡単に出来た私は、自己暗示という事に関しては才能があると言えるかもしれない。

 

 

―――閑話休題―――

 

 未だロリコンの汚名を(意図的に)払拭できずにいる私にとって、道端で座り込んでいる女の子を見ると、どうしても萌えてしまう。

 最近は世知辛いもので、声を掛けるだけで犯罪という世の中になってしまった。相手が困っていそうな女の子でも、どうしても躊躇ってしまうようにならざるを得なくなったのは、正直なところショックだ。道端で泣いている女の子が居たら「どうしたの?」と優しく声を掛ける事もできやしない。

 でもまあ、場所が人目につかず、周囲に親どころか人っ子一人居ないような状態であるならば、そういう制限は外されるわけだ。

 

 日の高い時間帯。その子は足から血をだらだら流しながら、わんわんと周囲の虫の声に負けないぐらいの声で泣いていた。近くの木で木登りをしていたら、落ちてしまったか、或いは何処かに足を引っ掛けたか……

 私は周囲に親の姿が無い事を確かめると、ゆっくりと少女の元に近付いていった。

―――大丈夫?どうしたの?足、今治してあげるからね。ほらほら、泣かない泣かない。いい子だから、泣きやんで。ね?

 ありったけの優しい言葉と、治療。血を拭いて、ハンカチで応急処置を行った。それだけあれば、彼女の意識を此方に向けるには充分だった。

「大丈夫、今から私のいう事を聞いていれば、直ぐに痛くなくなるよ」

 だが、それだけで痛みが引くのなら、これだけ泣く事もなかっただろう。一時期ほど泣き声をあげなくなったものの、今でもヒクヒクとしゃっくり交じりの状態になっている。

 そんな彼女の頭を、ゆっくり、優しそうに撫でながら、耳元で言葉を囁いた。

「私の言葉を聞いていると、だんだん痛みが退いていく……」

 彼女はぐずつきながら、私の顔を不思議そうに眺めた。

「そう。だんだん、腰より下から感覚が無くなっていく。そうすれば、痛みは無くなっていくだろう?」

「…………う、ん?」

 未だ納得できていないような彼女の腰を、ゆっくりと手で撫でていく。別につぼを突いて感覚を消すわけじゃない。そんな何処かの漫画のような技術など、私が使う事など出来ないのだから。

「ほら、だんだんと痛みが無くなっていく。腰から下は、どう触られても、何も感じなくなる」

 最初は痛みを訴えていた彼女も、次第に、だんだんと、泣き声を沈めていった。本当に感覚が消えているかは俄か信じ難いが、少なくとも痛みは退いているらしい。ハンカチも多少赤くは染まっているが、血の流れ自体は止まったようだ。

「そう、傷は、大丈夫?もう、痛くない?」

 すると彼女は控えめな表情で、少しだけ首を動かす程度に頷いた。

「よかった。これからも、この言葉を聞いていると、だんだん感覚が無くなっていくからね。安心して」

 そう言って精一杯の笑顔を作り出す。彼女の心を、何処までも侵食しきるように、魂を自分の思うがままにしてしまえるように……

 そうして私はゆっくりと彼女の未発達な、しかし充分に艶のある尻に手を添えた。しかし、彼女からは一切の反応が返ってこなかった。いや、まだ手当ての延長だと思っているのかもしれない。

 思い切って、彼女の尻を鷲掴みにしてやった。幾らかの反応……或いはいかほどの悲鳴が返ってくる事を恐れて身構えもしたが、残念ながら、いや、期待通り、本当に何も彼女は反応を示さなかった。

―――これは……やれるのか?

 私が異色のオーラを放っていたのか、彼女は私の方をじっと眺めていた。まるでその表情は、「何をやっているの?」と聞いているかのようなものであった。

「……どうしたの?」

 まるで何事も無かったかのように、私は極めて普通のにこやかな表情で彼女に語りかける。すると、彼女はそれこそ何事も無かったかのように……いや、彼女にとっては何事も無く、視線を元の位置に戻した。

 よしよし、と心の中だけで呟き、私は作業を再開した。いかにも足に対して手当てをしているような装いをしているが、彼女の視線の届かないところで、手始めに内股を擦ってみた。

「どう?手を当てている場所も、何も感じないでしょう?」

「うん」

 今度は即答だった。痛みどころか、手を当てている事にすら気付いていない。左手で優しく傷痕を撫でている事は視認できているはずだ。きっと、脳内でその感触が補完されているかもしれない。だが、その内で右手がスカートの内側で蠢いている事は見えていない。その感覚は彼女には永遠に気づかれる事はないのだ……!

 もし、此処で彼女の視線を封じる事が出来たなら。

 彼女の下半身は私の玩具になってしまうという事だ。

 どんな事をしてもバレはしない。彼女がその身を以って証明してくれる事だろう。

「よしよし。もう痛みは感じないよ……でもね、キミがここから少しでも動いたら、どんどん痛みが戻って来る。だから、キミはここから動いてはいけない。私が“良い”と言うまで、キミはここを動けなくなるよ」

「うん」

 それは一種の信頼関係だった。最初に彼女は私を『痛みを治す存在』と認識していた。そして『私の言う事を聞かなければ為らない』こと。それを彼女の脳内では『私の言う事が痛みを治す』と変換されたのだ。故に彼女は私の言う事に逆らう事が出来ない。そうする事で、痛みという名の苦しみから逃れる事ができるのだから。

 私は彼女の体をゆっくりと持ち上げ、まるで赤ん坊におしっこをさせるようなポーズで抱き上げる。それが彼女にとって死角を作り出す理想的なポーズだと判断したからだ。

 すべすべの太もも。

 手におさまる桃尻。

 やわらかい割れ目。

 彼女は自分自身の衣類等により、私のしている事をまったく理解する事が出来ない。だが、彼女自身それを疑問に思う事は無い。それが『痛みを治す最大の手法』だからだ。

 悪戯の時間は長らく続いた。時間にすればほんの十分かそこらかもしれないが、精神状態がてんぱっている私にとっては死ぬほど長い時間に感じられた。

 だが、どれだけ股間周辺を弄繰り回しても、愛液は一滴たりとも零れ落ちてくる事は無かった……

 

 (こいつ……感じてねぇ……)

 

 当たり前だ。感覚という感覚が遮断されているのだ。悪戯する楽しみはあっても、一緒に楽しむなんて事は出来ないわけだ。

 非常に不愉快だ。元々一緒に楽しむ気があったわけではないが、こうも反応が無いと、悪戯する方も面白味を感じない。股間で自身を誇張しているものの反応は、一切合財無意味になってしまいかねない。

 ……いや、違う。

 見えなければいいんだ。

 彼女の視界に入らなければ何をやってもばれないんだ。

 濡れてない上にこんな小さな穴に入るものかどうか……そんな事知った事じゃない。入るかどうかじゃない。入れるんだ!

 彼女の視界に入れない事が条件ならば、ズボンのチャックを下ろすことも、無駄に大きくなってしまったものを彼女の股に擦り付けることも、全く以って難しい事じゃない。

「……揺れてる」

 私が腰をゆさゆさと振っているからだろう。彼女にとって下半身を感じられなくても、体が少しずつ動いている事ぐらいは把握できているはずだ。不審がられないように、一度腰の動きを止める。そして、ゆっくりと彼女の割れ目を、それこそ目一杯と言える位まで広げる。

 ゆっくり、確実に、せめて亀頭部分だけでも、彼女の奥に届かせるように……

 ずるっ

 外れる。亀頭ぐらいなら引っ掛けられるが、力を込めれば直ぐに的から外れてしまう。

 ……もう一度だっ!

 ずるっ

「…………入んねぇよ……」

「ん……?何が?」

 無邪気な顔で私を見てくる彼女。今彼女の視界の外で何が起こっているか知ったら、彼女はどう反応するだろうか。最近の女の子は恐ろしい。性の知識を男性相応と侮ったら、いろんな意味でショックを受けるだろう。

 それから二三度試したが、どう足掻いてもサイズの問題というのは簡単に解決できるようなことではなかったようだ。くそ……

 仕方が無いので、すべすべのやわらかな太ももをぴっちりと閉じさせ、素股で満足する事にした。

 この時、どれだけ放出できたとしても、多分心の中の虚しい感情は、そう簡単に消す事は出来ないだろう。

 

「……ありがとう」

「どういたしまして……もう“良い”よ」

「ん?」

 感覚が切り替わる。余程の大怪我でない限り、痛みが再発する事は、殆ど無い。大抵の傷は血液が固まる程度の時間放置するだけで、痛みは退くものだ。そうでなくても充分適切な処置はした。この手の技法は段々と入っていくし、解除する時も段々とだ。そのため、感覚が戻っても、彼女自身にはそれ程違和感は無いはずだ。

「一応大丈夫だと思うけど、家に帰ってまだ痛むようだったら、ちゃんとお医者さんに行こうね」

「うーん……怖いのは嫌」

「そうか……じゃあ、せめてお母さんには痛いって言った方がいいかな。ちゃんと手当てしてくれると思うよ」

「うん。お母さん、優しいから好き。お父さんは怖い」

「はは……怖いのは嫌、お父さんは怖い、ね。まあ、とにかく、今日はちゃんと気をつけて家に帰るんだよ」

「うん。バイバイ」

 彼女が去っていく。

 足に感覚が戻っているのだろう。家に帰る頃にはすっかり元通り。

 ……本音を言えば、何も出来なかったに等しい。だが、私が暴走していた時の行為を本当にしてしまっていたのなら、それは、かなり、取り返しがつかない事になっていた。

 私は偽善者のようなものだ。だから、最後の最後で取り返しがつかないところに踏み込めない。

 少女に悪戯する事は大好きだが、少女が泣く姿は見たくない。踏み込んでいたなら、きっと、彼女は泣いただろうから、これでよかったんだ……

 

(うん……よかったんだよ……うん…………ぐすっ……)

 

 

 

                ―――――キリトリ―――――

 

「三段論法と誤魔化しによる、暗示について」

「あのさぁ……普通、其処まで酷い痛みなら、救急車呼ばない?」

「…………だ、大丈夫。子供は元気!」

「アレでしょ?親が血を見るのは、傷口からじゃなくて股の下からって事に成りそうね。そうしたら、間違いなく警察沙汰かと」

「ひぃ……だ、大丈夫、今回は未遂」

「しかしまあ、相手の反応も無いのに、悪戯する事に喜びを覚えるなんて……もう救いようが無いわね。このクズ」

「……スマン(。_。 )」




暗黒催眠空間トップページ