「ねぇ!章吾!!どこ行くのっ!?」

「どこって・・腹減ったから食堂に・・」

「私もいっていい?」

「・・・。どうぞ」

 

俺の名は章吾・・高校三年生だ・・ 隣の女は絵美・・同じクラスの奴だ・・

俺と絵美は1年前から付き合っているが、特にヤラシイことはしてないし

望んでいないといえばそこまでの関係かもしれない

二年前・・訳の分からん事件に巻き込まれて

それからなんというかSEXについて深く考えるというか・・

あんな体験して考えないほうが普通じゃないな・・

 

 

「私達付き合い始めてそろそろ1年ぐらい経つよね?」

「・・・うん。そうだね」

「高校卒業したらやっぱり大学にいくんだよね・・?」

「普通高校から就職なんて出来ないだろ・・。」

「私ね・・。美容関係の仕事に就きたいの。でも・・」

「その話、今聞かないと駄目か?」

「いや・・。別に卒業までまだまだあるし・・今じゃなくても・・」

「・・・。」

「で、なんで美容学校?」

「今聞かないんじゃないの?(笑)」

「気になるだろ・・?」

「えっと・・ほら・・おしゃれとかに興味とかあるし・・

 それに美容学校にいけば周りはカッコいい男いっぱいいるらしいし・・

 少しは嫉妬してくれる・・かなって・・。」

「どうしてもっ!って理由じゃないな・・」

「悪い!? だって・・」

「悪いとか言ってないだろ・・。

 ただ俺はそばにいて欲しい・・・それだけだ・・!」

「・・・。で章吾君はどうするのかな」

「俺か?まだ働きたくないから普通の大学にでもいって

 したいことでも探すかな・・?」

「・・・ふーん」

「具体的に決めたいことがあるなら悩めばいいさ・・。」

「あんたは悩んでないじゃない・・!」

「それもそうだな・・。だが悩みっぱなしは良くないと思うぞ・・?」

「だから相談しているんでしょ!」

「なぁ・・。どうせなら今夜あたり久しぶりに二人でご飯でも食べに行かないか?」

「お・・?珍しいなぁ・・?あんたから誘ってくるなんて?」

「珍しいことが『稀』におきてもいいだろ(笑)」

「もちろん・・章吾君のおごりだよね?うふふ?」

「そのつもりですが・・?」

「な〜んでも。だったら今からやる気が出てきたな〜。」

「・・・いつもやる気あるくせに・・」

「何か言った?」

「な〜んでも?」

「うふふ・・な〜んでも頼んでいいのだよね?なおさらやる気が出て来たってもんだわぁ〜」

「・・・(´ー`;) 。」

 

 

 

 そして夜

「ちょっとなんでファミレスなのよ!?

 もうちょっと高層ビルとかの屋上でお酒でも飲むのかと思ったよ?」

「学生がそんな金あるわけないだろ・・」

「しかもファミレスじゃお酒も頼めないじゃないの・・?」

「大体お酒お酒って・・」

「まあいいわ・・。おごりなんでしょ?好きなもの頼むわよ?」

「どうぞどうぞ・・。」

「店員さん!ぇーと・・ミックスピザとみぞれハンバーグの和食セットと・・」

「・・・ドリンクバーを2つ」

「ちょっと私が頼んでいるときに隣から言わないでよ!」

「それとしょうが焼き定食をひとつ・・。」

『ご注文は以上でよろしいでしょうか?』

「ああ・・ちょっとまって!・・チーズケーキとブルーベリータルトもお願い」

『デザートはどうしましょうか?』

「一緒にお願いします!!後になんて持ってこないでよね!」

「・・・。(店員になんて態度だ・・。)」

 

「・・・で話って何よ?

 アンタから誘ってくるなんてよほどなことなんでしょ?

 まさか・・。別れるなんていわないでよねっ!」

「・・別れ話をする人間が飯をおごるか?」

「それもそうね・・。ごめん・・。」

「まあ・・ご飯食べ終わってからでいいよ・・。」

「ちょっと!なんて態度なの・・!!」

「・・・。そうやって大声を出すから遠慮しているのに・・!」

「・・・。」

「なあ・・俺たちもうすぐ一年じゃん・・付き合い始めて・・」

「そうだね・・。」

「だから・・!」

「言わなくても分かるよ・・?」

「なにっ・・?」

「つまり章吾は私を感じたいのでしょ?

 こんな会話じゃなくて肌を触れ合って・・!

 違うかな〜?」

「・・・・・・。」

「違うの?それとももっと激しい表現が良かったかな?せっく・・」

「ファミレスでなんてことを言う!!!」

「そうだね・・うふふふふ・・」

「小さい声でしかいえないけど・・言うとうりです。」

「つまり私の胸を揉んだり・・あんなところや 

 こんなところを触ったり・・なめたりしたいんだね?」

「・・・うん・・」

「ふふふ・・やっと切り出してくれた!」

「ん?・・。」

「実は私も前からそんなことしたかったのだけど・・

 なんか章吾の態度が無愛想というか・・なんというか・・

 他の人が好きで私なんて興味ないのかなって思って・・自己嫌悪になって・・」

「・・・すまなかったな・・一年も待たせて・・!

 だが出来ない理由もあった・・

 今なら俺のすべてをオマエと同意したうえで・・・

 シタイ・・

 それでだが・・・・俺の部屋とお前の家・・どっちがいい・・!?」

「え?私の家でするの?嫌だよ・・自分の家は・・!」

「となると必然的に俺の家か・・」

「・・・そ・・そと・・でもいいよっ・・・・・」

「・・・・?そとって・・外か・・!

 ちょ・・それは無いだろ・・・!!!」

「いやいや・・例えばだよ・・?」

「・・・実は外でしたいんだろ・・?」

「・・・・・・。」

「何も言わずに赤くなって・・・ふう・・」

「ちょっと!勝手に決め付けないでよ・・。

 ただいえることは・・私も章吾もお互いが望んでいるってこと・・!」

「・・・そうだな・・・。」

 

そういうと俺は伝票を取り外へ出た・・・

 

 

「結局は俺の家なんだな・・・。」

「だって『初めては野外でした』なんていえないでしょ?

 大体章吾もドーテイだからって・・・」

「悪いが俺は捨てている・・!

 最悪の形でな・・。」

「ちょっと興味あるかも・・?」

「・・・ちょっとじゃなくて深深な顔に見えるぞ?」

「大体そんな話を振ったってことは少しは話すつもりだったんでしょ?

 だったらためらわずに話してよ?

 隠し事なんて・・・」

「初めての相手はコイツだ・・!!」

そういうと俺は携帯の画像を指差した・・

「コノ人って・・あの・・・私の親友なんですけど・・?」

「親友か・・。果たしてどこまでが親友なのやら・・?」

「そのときの話は!!?」

「露骨に聞いてくるなよ・・

 話す気が無くなるかもよ・・?」

「まあ・・証拠がこれだ・・」

「・・・前から知っていたけど  

 改めて見るとすごい傷だね・・ 

 それがどうかしたの?」

「・・・聡美にやられた・・・!」

「・・・!?」

「二年前の俺からすべてを失い

 そして・・今・・まあ・・どうでもいいか・・?」

「どうでもよくな・・・っ!」

 俺は絵美の言葉を消すようにキスをした・・!

「過去なんてどうでもいいんだよ・・

 大事なのは今・・今俺はオマエが好きだ!

 それだけでいい・・・」

「・・・ごめん・・・」

「んじゃ・・外でやるか・・!?」

「・・・うん。

 出来れば・・・」

「できれば?」

「海でしたい(笑)」

「・・・そうか・・

 いくか海へ」

 

 

〜〜俺たちはタクシーを広い夜の海水浴場へ行った〜〜

「夜の海ねぇ・・・」

「昼間だと・・人が多いし・・」

「なんだか・・星が・・綺麗だな・・」

「それって私が言う台詞だよっ!?」

「いいじゃねーか・・。別に言っても・・・」

「ねえ・・・ちょっと泳がない?

 潮が引いていて風もなくて波も小さい・・

 これくらいなら大丈夫だよ・・!

「・・・変えの服は?」

「ノーパンノーブラ!」

「・・・やれやれ・・」

 

俺たちはそのまま服を脱ぎ海へ向かった

確かに波は小さく人もいない・・

相当泳ぎやすかった・・

 

「ねぇ・・章吾・・」

「ん?あの島まで行かない?」

「島というより岩だな・・」

「先に着いたほうが勝ちネ!

 勝ったほうが主導権を握れること

 はい。ヨーイドン」

「ちょ・・あんまり泳ぎ得意じゃないんだよ・・」

 

そのまま岩までついた・・

もちろん絵美に勝てるわけもなくまたもや受身の立場になってしまった・・

 

「うふふ・・遅かったわねぇ・・」

「・・・」

「主導権が握れるってことはモチロン!知っているよねぇ・・」

「・・・うむ・・」

「じゃ・・ここでしよっ」

「主導権っていうより命令じゃないか・・」

「いいじゃないの・・平らだし・・周りは誰もいない・・

 なんだか無人島に流れ着いた愛し合う二人っ!!みたいな感じじゃん」

「・・そうだな・・・そんなのも悪くないかもしれん・・」

「じゃ・・脱ぎましょか・・」

「もう流していいだろ・・」

「そうだね・・」

 

脱いだところでどうこうなるわけではなく

誰がみても「裸体が2人」といった感じか・・

 

「章吾のアソコ・・もう反り返ってる・・」

「しかたないだろ・・!」

「私が魅力的だからねぇ・・!」

「・・・・!!」

「ちょっと・・章吾・・主導権は・・・わたしっ!!?」

「魅力的な身体に誘われたのさ・・・!」

「あっ・・あっ・・あっ・・!!」

「はっ・・はっ・・はっ・・!!」

俺は単調なリズムでひたすら絵美を貫いた・・

絵美のアソコからは・・鮮血がにじみ出ている・・・

「ちょ・・ちょっと痛いかも・・・」

「・・・激しくしすぎたか・・・?」

「うんうん・・ただ・・初めてのときってみんなこんな感覚なのかな・・」

「普通の人は・・・そうかもしれないな・・

 ちょっと俺は先に戻るよ・・」

「・・・・・・・・(視線を感じるっ!)」

「絵美はどうする・・?」

「ぇ・・ああ・・・ちょっと休んだ後すぐ行くよ・・

 章吾は泳ぐの遅いから先行ってて・・・」

「・・・あ・・・解った・・」

そのまま章吾は戻っていく・・

なぞの視線の訳がすぐにあきらかになった・・

 

聡美:「こんばんわ・・絵美」

絵美:「こんばんわ・・聡美・・

   今会いたかった・・」

聡美「・・・ちょっと一服いいかしら?」

絵美「タバコなんて吸うの?身体に毒よ」

聡美「やめれないからしかたないじゃない・・?」

絵美「・・・・。」

聡美「で・・なんであたしに会いたがったのかな?」

絵美「覗いていたのでしょ・・」

聡美「そうね・・ワザとだけど」

絵美「本当にB型は素直ねぇ・・」

聡美「ね・・ちょっとタバコとライター持っててくれる?」

 そういうと高そうなライターとキャスターoneを手渡したが

 ライターを滑って岩と岩の間に落としてしまった・・!

聡美「あ”・・ちょ・・ちょっととってくる・・大事なライターだもの・・!」

絵美「・・・・・・」

 聡美はそのまま潜り岩と岩の間へ顔を出した・・・

聡美「ふう・・危なかった・・・

   絵美・・投げるから受け取って・・!」

そのままライターを投げる・・長い時間水にぬらしたくないのだろう・・

聡美「戻るわよ・・」

・・・数秒後・・

聡美「絵美っ!絵美っ!」

絵美「何?聡美?」

聡美「も・・戻れない・・・

   岩と岩の間に水の流れが出来て・・お願い・・助けてっ!!」

絵美「うふふふふふふふふ・・・」

聡美「なにを笑っているの?冗談じゃないわ!」

絵美「章吾になにかしたのでしょ?二年前・・・」

聡美「それどころじゃない!

   今から潮が満ちてきて死んじゃうっ!

絵美「2年前の話をしたら助けを呼んできてあげる・・」

聡美「・・・二年前章吾の身体を傷つけたわ・・

  肉体的に精神的にも・・それだけよ・・」

絵美「そのとき章吾は『同意』したのかしら・・?」

聡美「・・・少なくとも私の暴走によって・・・・!」

絵美「嫌なんでしょ?死ぬのが・・

   章吾だって生きるのが嫌だとおもったはずよ?

   あんな消えない傷をしてまで生きてあんたはのうのうと生きている・・

   そんなの許されるの?」

聡美「・・・・・・タスケテ」

絵美「章吾も二年前助けてといったはずよ?

   言わなくても心の中で思っていたっ!!」

聡美「ごめん・・おねがい・・助けて・・・!!」

絵美「シッテルかな?

   死刑囚は死ぬ前にタバコを吸うんだって・・!」

聡美「!?」

絵美「だから吸わせてあげるね・・

   湿ってるけど贅沢言わないでヒトオモイで死んじゃってね」

聡美「・・・」

岩の周りに赤く染まる・・必死だろうな・・

その逃げられない死の恐怖は水だろうとナイフだろうと関係ない・・

だから聡美・・永遠に眠ってね・・

 

 

「えらい遅かったな・・」

「ちょっと疲れちゃった・・・」

「手に何か持ってないか・・?」

「ああ・・ちょっと拾ったの・・」

「見せてくれ・・・」

「ちょ・・ええ・・!」

「これは・・・聡美のだな・・

 二年前聡美にあげたのさ・・」

「じゃ・・聡美は二年間・・章吾のことを・・!」

「ん?聡美に会ったのか?・・・思い出したくない・・

 早く帰ろうか・・・」

そのまま俺たちは帰った・・

 

「聡美はあの事件からずーと章吾のことを想っていたんだ・・!

 それなのに私は見殺しにして・・

 そして・・章吾を自分の物にしようと・・!!

 もう・・だめね・・私・・

 聡美・・今、あなたの元へ行くわ・・・」

 

 

数日後

*「海水浴場で女性の死体が発見されました。

  警察は状態から事件に巻き込まれたかと思い捜査をしています。

  またその女性の親友の人も自室で自殺しているのが分かっています。

  この二人についてはなにか共通点は無いかと・・・」

 

・・・自殺したのか・・絵美・・

俺は・・・あの苦しみから耐えたというのに・・勝手な奴だ・・

また俺の過去に初体験の人の死と交際相手の自殺という暗黒の過去ができてしまった・・か・・

どうすることも出来ない・・・

俺は傍へは逝かんぞ・・

 

お前たちの分まで粘り強く生きてみる努力をしてみる・・さ・・

 

 

-終- 

 

 

 



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