土曜の夕方、テレビをぼーっと見ていると、だんだん瞼が重くなってきた。

夢と現実を行き来するかのように、ゆっくり沈んでいく感じで眠りの世界に誘われていく・・・。

テレビの音が遠くなり、そのまま横になると、深い深い眠りへ・・・きもちいい・・・。

「ス〜、ス〜」

おやすみなさい・・・・・・。

 

 

 

カチャッ・・・キィー・・・カチッ・・・

「勝手知ったる他人の家っと・・・ふっふ〜ん、リョーちゃんみ〜っけ♪」

スッ・・・スッ・・・スッ・・・

「リョーちゃん、いただきま〜す」

カチャッ・・・

「うわわわわわっっ!!」

ズザァァァッ!!

身の危険を感じ、一瞬で夢の世界から帰ってきた僕は、ズボンを押さえながらその場から一気に離れた。

ゴンッ!

勢い余って部屋の壁に激突してしまった。

「いててて・・・、何するんですかケイさん・・・」

「あはははっ、リョーちゃん、そんなに驚かなくてもいいのに〜」

「人が寝てるのに、いきなりズボンを脱がそうとすれば誰でも驚きますよ・・・」

いそいそとズボンのベルトを締め直しながらケイさんに反論する。

「にゃはは〜、ホントは○○○したり×××したりしようと思ったんだけどねぇ〜♪」

笑顔で切り返すケイさん。

「・・・・・・・」

「ありゃりゃ、真っ赤になっちゃって、リョーちゃんかぁいい〜♪ ○○○する時はあんなに激しいのにね〜」

「・・・・・お願いですから大声でそんな事言わないでください・・・」

「も〜、現代社会に生きてて、そんな古い考え方じゃダメダメだよ〜」

「ほっといてください・・・。 で、何をしに来たんですか?」

このまま何を言ってもこの人には勝てないので、話題を変えることにした。

「え〜っとね〜、おなかが空いたから〜、リョーちゃんでも食べよっかにゃ〜って。 にゃはは♪」

一人で言って一人でうけてるケイさん。

時計を見ると、もう夕食の支度を始める頃だった。

「はぁぁ〜、分かりましたよ、何か作ります」

「いや〜、悪いねぇ〜♪」

 

 

 

僕は台所に立って、夕食の準備を始めた。

(はぁ・・・ケイさん、綺麗なんだから、恥じらいというか・・・おとなしくしてくれれば、もっと良いかもしれないのに・・・。 まぁ今のケイさんも好きだけど・・・)

考え事をしながら冷蔵庫の中身を確認する。

「ケイさ〜ん、何が食べたいですか〜?」

「ん〜っとね〜、リョーちゃん〜」

「はいはい、それ以外で」

「ガツンと食べられるなら何でもいいよ〜。 質より量だから〜」

いつも通りの答えが返ってきた。

はぁ・・・、でも、あんな自由気ままな生き方憧れるなぁ〜、とか思ってみたり。

サクサクサクサク

結局今日はショウガ焼きにすることにした。

冷蔵庫からキャベツを出し、千切りにする。

「フンフ〜ン♪」

鼻歌を歌いながら、ケイさんが台所に入ってきた。

「どうしたんですか、ケイさん?」

手元のキャベツを刻みながら声をかける。

「え〜っとね〜、待ちきれなくなったから〜、リョーちゃんをつまみ食いに♪」

むにっ・・・

いきなり後ろから抱きつかれる。

「ち、ちょっとケイさん!いきなり何するんですか?!」

「ほ〜らリョーちゃん。 ケイお姉さんのはだかエプロンだよ〜」

むにっ・・・むにっ・・・

弾力のある胸をこれでもかというほど背中に押しつけてくる。

「って、いつの間にそんな格好に?! やめてくださいよ〜!」

「にゃはは〜、体は正直だよ〜♪」

スサスサ

ケイさんの手が、ズボンの上から股間の辺りを撫でまわす。

「あぅっ・・・」

「かぁいいにゃ〜、リョーちゃん♪」

「ちょ、ちょっと待ってください! ストップ! ストップー!!」

僕は、ケイさんが止める気がなさそうなので、一気にキャベツを刻んでからその場から退避した。

「あぁ〜、逃げちゃダメじゃん」

「ふ、普通逃げますよ・・・。 さぁさぁ、もうすぐ完成しますから、着替えて向こうで待っててください!

いいですね?」

「ちぇ〜っ、ノリノリだったのにぃ〜・・・」

ブツブツ文句を言うケイさんを台所から追い返すと、準備してあった豚肉を焼き始めた。

 

 

 

出来上がったショウガ焼きをちゃぶ台に持っていく。

「はい、出来ましたよ、ケイさん」

「わぁ〜、美味しそ〜う」

「ご飯のお代わりもありますからね」

「ん、いっただっきま〜す!」

モギュモギュとショウガ焼きを口に詰め込んでいくケイさん。

こうやって、作った物を美味しそうに食べられると、作った方としては嬉しい。

・・・・・・・って、

「ケイさん・・・・いい加減にその服装止めてくださいよ・・・」

「えぇ〜、最初に言ったじゃん、リョーちゃんを食べに来たって。 ちゃんと食後のデザートに食べてあげるから、はだかエプロンっていう最高のシチュエーションを準備してるんじゃない。 ダメだなぁ〜、リョーちゃんは」

「だからって、足で股間をまさぐるのもやめてください・・・」

「え〜〜〜〜」

「は〜〜〜そんなに食べたければ、後で嫌ってほど食べさせてあげますよ・・・くすっ・・・」

「にゃはは〜〜リョーちゃん目つき変わってるよ〜〜」

 

 

 

END

 

 

 

 

 


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