長の定め

 

一族の長たる者、常に冷静な判断が出来なくてはならない。

一族が皆長のために尽くすのが義務ならば、彼らを守るのは長の義務である。

いかなるときも冷静に、的確に一族を導いていかなければならないのだ。

であるからして、たとえ命の危険が迫っていたとしても冷静でいられなくてはならない。

たとえ猛烈な睡魔に襲われたとしても的確な指示を出せなければならない。

そして――

 

たとえその身が性欲に焦がされようとも、それを跳ね除けなければならない。

 

 

 

ここはある町を事実上統べる者が住む屋敷。

この屋敷に生まれたものは、成人に達すると長を継ぐべくある修行を受けることになる。

本より勉学に励むのは言うまでもなく、家訓に従い精神面での修行も課せられる。

恐怖心に打ち勝つ訓練、睡魔に打ち勝つ訓練等、それは過酷を極める。

しかし、この屋敷においては一風変わった修行が繰り広げられていた。

 

それは、異性による性的誘惑を撥ね退ける訓練である。

元々生物の三大欲求の内の一つである性欲を出来るだけ克服しようというのだった。

 

 

 

そして今、長を継ぐべくして生まれた青年が一人、地下室に裸で繋がれていた。

彼の両腕は頭上に広げて固定され、両足も大きく広げて固定されている。

この無防備な状態で、彼はこれから女性からひたすら嬲られることとなる。

ひたすら良いように弄ばれ、実戦の中で少しずつ耐久力を身に付けていくのである。

 

 

 

「失礼しま〜す♪」

ギイィ、と重い音を立てて地下室の扉が開いた。

現れたのは、外見が高校生程度の若い女の子だった。

この屋敷の従業員である証のメイド服を身に付けている。

「私が本日坊ちゃまのお相手を努めさせて頂きますね♪宜しくお願いします〜」

そう言いながら彼女は青年の後ろに回りこみ、ぎゅっと抱きついてきた。

柔らかな胸が背中に押し付けられ、青年はどきどきしてしまう。

「本日は坊ちゃまを手で責めるように、と旦那様から仰せつかっております〜」

彼女は青年によく見えるように、手をわきわきと動かしてきた。

すべすべの手袋に包まれたそれは、青年にとってとても魅力的に見えた。

「くすっ……それで………んっ、ちゅる…んんっ……ほら〜、どうですか?」

更に彼女は両手を自らの唾でべとべとにしてしまった。

彼女が手を握るたびにぐじゅぐじゅといやらしい水音が響く。

不覚にもその音だけで青年は勃起してしまっていた。

「あら、もうびんびんですね〜?こらえ性のないおちんちんですね♪」

くすくすと笑いながら彼女は青年のペニスへ手を伸ばしていく。

「このべとべとの手で坊ちゃまを擦って差し上げますね。じゃあいきますよ〜♪」

 

ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!きちゅっ、くちゅくちゅくちゅぐちゅっ!!

 

「あひいいいいいいいいっ!!」

彼女は言うが早いか、ペニスを握るとそのまま猛スピードで手を上下に動かしてきた。

ぬめぬめした唾液はすべすべの手袋と相まって、手のスピードを一層激しくしてくる。

そのあまりにも暴力的な快感から逃れようと、青年は思わず腰を引いてしまった。

「あらあら、だめですよ?坊ちゃまはいつも胸を張っていていただかないと♪」

しかし、後ろに張り付いた少女が青年の腰をぐいっと突き出してしまう。

「ああっ、だめえっ!あああああああああっ!!」

 

どぴゅっ、どぴゅ、どぴゅ…………

 

青年は襲い掛かる快感を逃がすことが出来ず、あっという間に射精してしまった。

「あれ〜、もう白いお漏らしですか?…すっごい早漏さんですね、坊ちゃまは♪」

そういいつつも彼女は手の動きを休めない。

青年を新たな絶頂に導くべく、射精途中もずっとペニスを扱き続けているのだ。

「あっくっ…や、止めて!きつすぎるよおっ!!」

射精の快感と新たに生み出される手コキの快感に青年はただ悶絶するばかりであった。

ペニスからは既に我慢汁があふれ出し、新たな射精の準備に入っている。

「イ・ヤ・で・す♪まだ前菜しかお出ししていないのに、お帰りになるなんて私に失礼ですよ〜?」

少女の手は尚も青年のペニスを扱き続ける。

「私を不快にさせた罰として、もう一発追加です♪えいっ、出しちゃえ〜♪」

 

きちゅきちゅきちゅくちゅくちゅくちゅくちゅっ!!

 

「ひいいいいいいい!!」

 

どぷっ、どぴゅっ、どぴゅっ…………

 

青年のペニスから再び大量の精液が飛び散った。

あたりにむわっとした牡の匂いが立ち込める。

少女は最後の一滴まで搾り取ると、ペニスを萎えさせないようにゆっくりと扱きながら話し始めた。

「どうですか、私の手は?気持ちよくて、病み付きになってしまいそうですか?」

青年は二度の射精で既にかなり消耗しており、答える力もなかった。

しかし少女はそのことも織り込み済みなのか、くすくすと笑いながら話を続ける。

「ですが乱暴に扱きあげるだけが手コキではないのですよ?それを今から教えて差し上げますね、坊ちゃま♪」

 

 

 

「はうっ……くっ………ううっ…」

「くすくす…どうですか〜?気持ち良いでしょう〜?」

少女は青年のペニスをわざとぎこちない動きで扱きあげていた。

青年はさっきと比べてあまり快感を受けていないようだが、時折電撃に打たれたかのように全身をぶるっと震わせて快感を露わにしていた。

「ふうっ…はあうっ!!」

「くすっ…気を抜いちゃだめですよ〜、坊ちゃま?」

先ほどの絶え間なく押し寄せてくる快感と違い、ランダムに襲い掛かってくる快感に青年は戸惑っていた。

不規則に変化し、慣れることの出来ない快感に青年はいいように弄ばれている。

「こうやって、激しく扱かれなくても十分気持ち良いですよね?じゃあそろそろ出させてあげますね♪」

「はうっ!」

彼女は突然青年の玉袋を優しく擽ってきた。

予想外の場所への快感に、青年は一瞬力が抜けてしまう。

「えいっ♪」

その瞬間を見逃さず、彼女はペニスを扱きあげてきた。

「ふあっ!」

それほどの快感ではなかったが、完全に不意をつかれた青年にはそれだけで十分だった。

その刺激を皮切りに下腹部がきゅんと疼き、ペニスがひとりでに脈を打ち始める。

「あっ……くうっ……!」

青年は必死に肛門に力を入れて射精を堪えようとした。

しかし、残酷にもメイドがそれを打ち砕いてしまった。

「だめですよ〜、我慢なんて♪ほ〜ら、こちょこちょこちょ〜♪」

少女は再び玉袋を擽りつつ、ぶるぶると振動を送り込んできた。

青年はいとも簡単に脱力させられてしまう。

「ああっ……出るうっ!」

青年の力が抜けたことでペニスの脈打ちの速さが増した。

ペニスがびくんびくんと暴れ始め、そして――

 

どぴゅっ、どぴゅ…………

 

「ああああああ……」

青年は今日三度目の射精を迎えた。

 

 

 

「くすっ…早漏な分、量だけは多いですね〜、坊ちゃま?」

少女のしなやかな指が青年のペニスを這い続けている。

出したばかりだというのに青年のペニスはまた固く勃たされてしまう。

「黄色くて、ねばっこくて、それにとっても臭いですよ〜?こんなのをマンコに注ぎ込まれたら絶対に妊娠してしまいそうですね♪」

少女の言葉に青年の顔が思わず赤くなる。

「そうですね〜、次はこんなのはどうでしょう?」

少女は二本の指でペニスを挟むと、そのまま上下に扱いてきた。

丁度指の付け根の部分が裏筋をこりこりと刺激してくる。

「ああっ……うああっ!」

「裏筋責めです♪ここは男性の弱点ですからとっても気持ちよくなれますよ〜♪」

規則的に動く少女の手が青年に的確な快楽を刻み込んでくる。

 

くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ……

 

「ふふっ…坊ちゃまの我慢汁と精液でおちんちんべとべとですね〜♪おちんちんが扱いてっておねだりしているようですよ〜?」

技巧は全くないが、弱点を的確に突いた手コキで青年はどんどん高められていく。

彼女が手を動かすたびに淫らな水音が部屋に響く。

 

ぐちゅ、くちゅ、くちゅ、きちゅっ、ぐちゅ……

 

「今坊ちゃまのおちんちんが、ぴくんってなりましたよ?もうイきそうなんですね♪くすっ…四回目なんですからもう少し耐えてくれませんか〜?」

彼女の手のリズムが痙攣を促すように変化した。

「あっ…ああっ……イ、イくうっ!」

「え〜い……どぴゅっ!!」

彼女は手首のひねりを使って瞬間的にペニスを扱きあげてきた。

それと同時に青年の下腹部にたまっていた精液が、出口を求めてあふれ出してきた。

「がああああっ!!」

 

どぴゅーっ、どぴゅ、どぴゅ……

 

まるで獣のような叫びを上げて、青年は絶頂した。

それと同時に青年の体から力が抜け、がくんと崩れ落ちた。

「さすがに勢いが落ちてきましたね、坊ちゃま?………坊ちゃま?もしも〜し?」

さすがに少女も異変に気付いたのか、青年の体を揺さぶりながら言葉をかける。

しかし鎖が擦れる音が空しく響くだけで、肝心の青年からの反応はなかった。

「あ〜、気絶してるよ……まだ精液残ってるのに勿体ないなあ〜……」

ぶつぶつ文句をいいながらも少女は青年の拘束を外していく。

気絶したら無条件に解放しろと、彼女は主人からきつく言い渡されていたのだった。

「よいしょっと……」

彼女は青年を抱え上げると、彼の部屋に運ぶべく地下室を出て行った。

 

「次はもっと私の手で悶えさせてあげますね〜、坊ちゃま♪」

 

END




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