「催淫術士」

 

薄暗い部屋に、男が裸で大の字に貼り付けられていた。

両手足には鈍く光る鉄の鎖がつけられており逃げ出すことはおろか、身動きする事も困難だ。

よく見ると男の体には多数の傷があり、男がここで厳しい拷問を受けたことを物語っていた。

男はM国の命令によって、敵国であるこの場所・・・S国の軍事機密を探りに来た腕利きのスパイだった。

だが捕まって拷問され、反対にM国の機密を漏らすように迫られていた。

しかし男はこれでも名うてのスパイだ。痛みや暴力には屈せず、決して口を割ろうとはしなかった。

数ヶ月に渡る拷問を続けたS国の軍部だったが、男の国への忠義心と口の堅さの前に、

痛みによる拷問では男を堕とすのは無理だと判断し、ある女を呼ぶことを決めた。

女の名はエルザ。

快楽により全ての男を意のままに狂わす魔性の女。人は彼女の事をこう呼ぶ・・・『催淫術士』と。

 

男はいぶかしんでいた。ここ数日拷問が無い。それどころか食事も治療も与えられ、鎖でつながれている以外何もされていない。血と排泄物の臭いで満ちていた部屋も綺麗に掃除され、香水のような香りで満たされている。その匂いを嗅いでいると、ここが敵地・・・しかも独房の中であると言う事も忘れそうになるほど心が安らいでくる。

(これからどうなるのだろう・・・)

男は不安になった。捕まってから今まで絶望こそしたものの、不安を感じた事は無かった。その男が始めて不安を感じた理由が『何もされないから』と言うのはおかしなものである。勿論男は『何もされない現在』ではなく、『何もされなかった後されること』に不安を感じている訳だが、この後男に起こった事は男の想像の範疇をゆうに越えるものだった。

 

「こんばんは、坊や・・・」

 

男の傷が完治してから数日の事だ。女神の姿をした死神は唐突に訪れた。いや、死に誘うのが目的ではないのだから死神ではないのかもしれない。女の目的・・・それを第一に考えるとするならば、その女を現す称号は・・・淫魔とでも言おうか。

 

「私はエルザ。ここの人達に呼ばれてきたのよ。頑固な坊やがいるからちょっとお仕置きして欲しいってね」

 

エルザと名乗った女はどう見ても軍属では無さそうだった。露出度の高い衣服に身を包み、化粧もしている。部屋に満ちている安らいだ香りをより濃くしたような・・・そんな香水をつけている。男は久方ぶりに見る淫靡な雰囲気の女に不覚にも心を動かされた。捕まってから数ヶ月、性欲の処理など勿論出来ない。エルザを見ているだけで男は勃起してしまいそうだった。

 

「いい体ね・・・逞しくて・・・好きよ。そう言うの・・・」

 

エルザは裸の男を舐め回すように見つめた。男の顔が羞恥心で歪みかける。だが弱みを見せないようにする為、彼は必死に平静を装った。

 

「どんな拷問をされようが俺は何も話す気は無い。時間の無駄だ、さっさと殺せ」

「あら、私は拷問なんてする気は無いわよ。あ、拷問といえば拷問なのかな?痛みは無いけど・・・痛いだけの苦しみなんかよりも断然辛い苦しみだからね・・・全部話して貰うわ。どんなに口を閉ざしても無駄・・・きっと『最期』にはあなたの口から溢れ出す様にこの数ヶ月必死に守り通した秘密が漏れちゃうわよ」

 

エルザは妖しく微笑んだ。男は言い知れぬ危機感のようなものを感じた。今までの拷問の時とは違う。どれだけ『覚悟』をしていようが、準備をしていようが関係ない、逆らう事の出来ない大自然の災害のような何か・・・それが自分に迫ってきているような、根拠の無い不安。

 

「ほら、リラックスして・・・そんなに硬くなること無いのよ。」

 

エルザは男の背後に回る。体の自由が利かない男には背後でエルザが何をしようとしているか確認する事は出来ない。首を捩って後ろを見ようとしてもエルザの横顔が僅かに見える程度だ。

 

「厚い胸板ね・・・腕や足の筋肉も綺麗・・・お尻も可愛いわ。とても強そう・・・もしあなたが自由なら私なんて簡単にくびり殺されてしまうでしょうね・・・」

 

エルザは男の胸にそっと手を回し、肌を密着させる。エルザの鼓動が男の体に響いた。

 

「でもあなたじゃ決して私には敵わない。あなたがどれだけ強くても私の前では生まれたばかりの子犬のようなもの・・・ドキドキって言ってるわね。あなたの心臓・・・何か期待してるの?ふふ、期待していいわよ・・・」

 

エルザは男の背に豊満な胸を円を描くように擦りつけるながら耳元で囁く。男は手が自由になるならば、何とか耳を塞ぎたかった。この女の囁きを聞いてはいけないと彼の本能が告げている。

 

「あら?うふふ・・・」

 

エルザはからかう様に笑う。

 

「大きくなってきたわねぇ?敏感なんだ・・・そうよねぇ、ずっと動けないでいたんだもんね・・・でも私相手に感受性が高いって言うのは・・・ちょっと危ないかもね?飢えた肉食獣の前に裸で出て行くみたいなもの・・・」

 

コツッ・・・コツッ・・・コツッ・・・

 

エルザの囁きに合わせる様に硬質な音が部屋に響いている。エルザが床を一定感覚で踏んでいる音だが、男からは見えない為何の音かわからない。それに分かった所でそれを止める事も、その音が持つ意味も男にはわからない。

 

「面白い話をしてあげる。良く聞いてね・・・これは無謀な蛇の話。逞しいオスの蛇。蛇は深い穴の中で生まれて、深い穴の中で育ったの。深い・・・その穴の中で蛇に敵うものはいなかった。蛇に出来ない事は無かった。外の世界を知らない蛇は自分が誰よりも強いと信じていた。誰よりも大きいと疑わなかった。大きく・・・しなやかで・・・黒く光る・・・固い肌。

時折差し込む光が外の世界の存在を蛇に教えていた。でも蛇はそれに気づかなかった。ううん、気づかないふりをしていたの。蛇は本当は意気地なしだから・・・確かめる度胸は無い。弱い・・・敏感で・・・ちっぽけな存在・・・」

 

エルザの声はまるで脳に直接響いてくるようだった。コツッコツッと言う音もずっと続いている。男は危機感を抱いていた。だが同時に何か安らぎのような感覚も感じていた。眠くなっていくような不思議な感覚・・・

 

「でもある日、蛇は外の世界に出なくてはならなくなった。周囲の者に焚きつけられたの。蛇は深い穴の中・・・ちっぽけな・・・世界で誰よりも強いと常日頃から言っている。

情けない姿を見られる訳にはいかない・・・虚栄心・・・蛇は勇んで外に向かった。外に出ることは容易い。上へ上へと登っていけばいい。昇ってイク・・・蛇は登るに連れて段々と思い知っていく。外の世界の広さ・・・自分の矮小さ・・・光の熱さ・・・熱い・・・瞼を過ぎる光・・・光を感じるたびにビクビクと震え、脈打ち・・・蛇は脅える・・・」

 

いつの間にか男は背後から抱きしめるエルザに体を預けていた。体は完全に弛緩し、

完全にリラックスしている状態だ。目も虚ろになって、エルザの話に聞き入っている。

 

「蛇はとうとう外の世界に出てしまった。あぁ、なんて事だろう。こんなにも暖かく、

優しい光・・・それを否定して自分は生きてきたのか。そしてなんと大きくて偉大な世界。そしてちっぽけな自分・・・小さな・・・敵うわけない・・・抵抗しても・・・無駄・・・

世界の前では・・・何を隠していても・・・全て無駄・・・蛇は叫ぶように自分の矮小さを吐露した。もう黙ってはいられない。この世界の前に隠し事は出来ない・・・したくない・・・全て吐き出して・・・解放感・・・全部イッてしまう・・・それが蛇にとっての幸せ・・・蛇は体をビクビクと震わせながら・・・世界に向かって全てを吐き出しました・・・

お仕舞い・・・」

 

突然コツコツという音が止み、男は正気に戻る。頭の中に靄がかかるような感覚だけが残っているが、エルザが何を言っていたのかはいまいち思い出せない。

エルザは男の正面に出ると優しく微笑んだ。

 

「随分気持ちよさそうに聞いてたわね?うっとりして・・・今にも眠ってしまいそうだったわよ?」

「くっ・・・」

「そんな顔しないの。責めてるわけじゃないんだから・・・さあ、そろそろ秘密にしている事を話して貰おうかな?」

「俺は絶対に話さないと言ったはずだ・・・」

「さあ、それはどうかしらね?すぐに話してくれると思うけどな・・・」

 

エルザは胸の谷間に指を突っ込むと何やら取り出し口に含んだ。少しモグモグと咀嚼すると男の前に立ち、顔を近づけると『はぁっ・・・』と息を吹きかけた。温かく湿ったエルザの吐息が男の顔にかかる。少し息を止めていた男だったが、結局耐え切れずその空気を吸い込んでしまった。

 

「いい香りでしょう・・・?」

(これ・・・この部屋の・・・)

「これは麻薬のようなものよ。いきなりこの香りを嗅がされた者には殆ど効果が無いけど、この効能を薄めたものを毎日ずっと取っていた者が濃縮されたそれを一気に摂取すると効果を発揮する・・・副作用は無いけど・・・一時的に軽い幻覚や陶酔感に襲われるわ・・・」

 

エルザが言っている間にも、男は頭がボオッとなり、まるで体が宙に浮いているような不安定な感覚に陥ってきた。

「どう?話してくれる?今自分から素直に話せば・・・何もされず、静かに死ねるわよ?」

「誰が・・・話すか・・・」

 

男のガンとした態度にエルザは肩を竦めると、部屋の電気を消した。

 

「今からあなたに魔法をかけてあげる。素直になる魔法・・・私の言葉に逆らえなくなる魔法・・・ほら、この光を見て?」

 

暗い部屋に小さな光が灯る。エルザの手にペンライトが握られていた。男はエルザの言葉に従うわけにはいかないと、固く目を閉じる。それがエルザの思い通りとも知らずに・・・

 

「単純な子ね・・・ふふふ。ならいいわ。目は閉じていても構わない。その代わりよぉ〜く聞きなさい。今から、あなたは勃起してしまう。私に裸で吊るされている姿を見られて、恥ずかしさで・・・勃起してしまう。必死に堪えようとしても駄目。あなたの体は既に半分以上私の手に落ちてしまっているから・・・」

 

瞼の裏で光が一定感覚で明滅を繰り返す。幾ら固く目を瞑ろうとも、結局は光を感じてしまっている。

 

「情けない姿ね・・・体を縮こまらせてしまって。自分がどれだけ小さな存在かわかる?どんな知識を持っていても、どんなに強い腕力を持っているとしても・・・今は私に何一つ敵わない。私には絶対に敵わない・・・逆らえない・・・」

 

男の側でエルザの囁き声がする。目を閉じているがわかる。彼女は自分をジッと見ている。見つめている・・・自分の恥ずかしい姿を・・・

意識すまいと思えば思うほど男は深みに嵌まっていく。エルザの思い通りに・・・目を閉じた事により逆に神経は鋭敏になり、普段なら感じる事の無い情報までも感じ取ってしまう。男のペニスに徐々に血が流れ始める。

 

「あっ、今ピクッってなったわね?もう勃起しそうなんでしょ?嘘をついても駄目よ。だって見てればわかるもの。目を瞑ってるからあなたには分からないのかな?もう大分固くなってるよ・・・半勃起状態。恥ずかしいねぇ・・・見られただけで感じちゃうの?勃起しちゃうの?ふふ・・・体が言う事を聞かないでしょ・・・私の魔法がかかってるからね・・・いいの?勃起しちゃったら坊やの体は完全に私の物よ・・・」

(落ち着け・・・勃起するな・・・勃つな・・・落ち着けぇ・・・!!)

 

男は必死に心を静めようとする。エルザの言うままになるまいとして・・・だが男は気づいてはいなかった。自分が既にエルザの術中に落ちていることに・・・

 

『勃起させられてしまえば体の自由を奪われる』

 

これがエルザのかけた暗示だった。

本来勃起は体の本能に基づいた現象であって、コントロールのしにくいものだ。日常においても勃ちかけたペニスを静まらせるのは難しい。勃起していることを意識してしまえば尚更だ。だが自意識でコントロールしにくいとは言え、一応は自分の体の支配下に置かれて起こる現象である事は間違いない。

だが、エルザに『勃起させられる』と男が思い込まされてしまった為、男のペニスは男の支配下を離れ、エルザによってもたらされる現象として認識させられているのだ。そして勃起させられてしまえば、男の体はエルザの思うままになってしまう・・・男はそう思い込まされていた。

通常の冷静な状態でこんな事を言われれば一笑に伏せてしまえるような程度の暗示である。だが今の男は意識が朦朧としている上、幻覚剤と数ヶ月の禁欲による一種の興奮状態に陥っている。効果は絶大だった。

 

「ほ〜ら、勃つよ・・・勃起しちゃう。もう少しで完全に・・・私の手に堕ちちゃう。あなたの体は私の物・・・」

 

男は首を振って堪えようとする。必死に目を閉じているため気づいていないが男のペニスは既に完全に勃起していた。エルザが『まだ完璧には勃起していない』と言うニュアンスの言葉を吐いている為、その事実に気づいていないのだ。その様子をエルザは楽しそうに見つめている。

しばらく男が悶える様子を観察するとエルザはペンライトを男の瞼すれすれまで近づけ、灯りを消した。そして天を向いた男のペニスをギュッと力を入れて掴んだ。その固さを男自身にも思い知らせるためだ。

 

「はいっ、残念でした・・・必死に我慢したけどやっぱり無駄だったでしょ?私の言った通り・・・見られてただけでオチンチン完全に勃起しちゃったね。わかるでしょ?この固さ・・・坊やのオチンチンよ・・・いえ、もう私のオチンチンね・・・ふふふ」

 

エルザはペニスを軽く扱く。男はそれだけで身悶えた。体は今までに無いほど敏感になっている。男は情けなさで死んでしまいそうな気分だった。

 

「これで坊やの体は私の物・・・私の支配下に置かれたわ。一応はあなたの意思通りに動くわ・・・私が何も言わない時はね・・・でも私がいざ暗示をかけると、その暗示は徐々にあなたの中に染み込んで行って・・・あなたの深い穴の中に入り込んで・・・あなたを支配する。そうなってしまえばもうあなたの意思ではどうしようもない。止められない・・・可哀想ね・・・あなたはもうお仕舞いよ・・・このまま聞くこと聞いて殺してあげてもいいんだけど・・・折角だから楽しませてあげるわ・・・」

 

エルザは男のペニスに顔を近づける。

 

「舐めてあげる・・・と思う?ふふ、冗談言わないで・・・坊やのオチンチンなんか手で十分・・・手だけでも耐えられはしないわ・・・でもお情けで私の唾液はかけてあげる・・・それで精々私のお口の感触を想像なさい・・・」

 

エルザの唇から唾液が糸を引きながら男のペニスに落ちる。それをペニスに塗りつけるようにエルザは手を動かしていく・・・すぐに部屋にニチャニチャと言う淫らな音が響き始めた。

 

「坊やのオチンチン立派ねぇ・・・大きくて固くって・・・黒く光って・・・これで今まで沢山の女を泣かせてきたんでしょう?沢山の女をイカせて来たんでしょう?でも今日は・・・これからは違うわ・・・坊やはご自慢のオチンチンを私にちょっと弄られただけでアンアン泣くの・・・私のお手てで少ぅし擦っただけで為す術も無くイカされちゃうの・・・」

「はぁ・・・あぁぁ・・・ん・・・」

 

男は深い陶酔状態に陥っていた。頭がグラグラして自分が立っているのかどうかも分からない。頭にはエルザの声だけが響く・・・だがとても気持ちいい。股間から快感の波が広がってどうしようもなく気持ちいい・・・

 

「わかるでしょう?私には敵わない・・・私には絶対・・・あなたにとっての絶対者・・・わかるでしょう?自分がどれだけ矮小な存在か・・・大きいのはオチンチンだけ・・・でもこのオチンチンも最早女を悦ばせる事が出来る自慢の武器じゃないのよ?私からの快感を享受するだけの忠実な器官・・・それもとても脆くて繊細な・・・情け無いほど小さくて弱い蛇・・・」

 

男のペニスから止め処なく我慢汁が溢れ出している。もう最初にエルザが垂らした唾液の量をゆうに超えている。

 

「もうビチョビチョね・・・今までこんなにヌルヌルになっちゃった事ある?無いでしょうね・・・今まで女をこんな風に濡らした事はあっても自分がこんなに濡れた事は無い・・・でも私の手にかかればチョロいものよ・・・気づいてる?まだ一分もオチンチン扱いてないんだよ・・・それなのに!ふふ・・・ふふふ・・・いつまで我慢できるかしら・・・」

 

男はだんだんとエルザの言葉に呑まれていく。エルザに囁かれる内に、自分が矮小で弱く、快感に忠実な男だと思い込んでしまっている。エルザにはどうしても敵わないと心の底から思い込んでいた。

 

「さぁ、全て言いなさい。そして終わりにしましょう?私が全部聞いてあげるから・・・あなたの情け無い姿を全部見てあげる・・・認めてあげる・・・もう言っていいのよ・・・さぁ・・・そうすればイケるわよ・・・吐き出したいでしょう?あなたの中に溜まった欲望の全てを・・・今まで辛かったもの・・・それを全部私が受け止めてあげる・・・さぁ、おっしゃい・・・」

 

エルザは男に止めを刺すことにした。簡単な仕事だった。自分にかかれば男などどいつもこいつも同じだ。ペニスなんて弱いものをぶら下げた連中はすぐに私の言いなりになる・・・痛みなど必要ない。少し意識を奪った後、快感を与えてやればそれで終わり。勿論この男も・・・エルザは確信していた。今までこの方法で堕ちなかった男などいないのだから・・・だが、今回は違った・・・

 

「どうしたの・・・?言えば楽になるのよ・・・」

「うぅ・・・ぅぅぅううう・・・い・・・や・・・だ・・・いわ、言わな・・・い」

 

男の中に残った、男自身も気づいていない何か・・・男のプライドや忠誠心や責任感が一緒になった最後の意志・・・それがエルザの暗示に抵抗していた。ホンの些細な抵抗だ。あと少し同じ事を続ければすぐに堕ちる程度の・・・だが、その行為はエルザのプライドを酷く傷つけた。今まで穏やかだった顔に激しい苛立ちと殺意がこもる。

 

「そう・・・面白いわね・・・生意気な坊やだこと・・・快感と開放感の中死なせて上げようかと思ったけどやめたわ。最高の屈辱と恥辱、そして度を越した快感の中狂い死にさせてやるわ・・・」

 

エルザは着ていた服を自ら引き裂くと、男の前に膝をつく。

 

「目を開けなさい・・・そして見るのよ。自分のオチンチンがどうなってるのかをね!」

 

エルザに強く言われると男の目は自然と開いてしまう。閉じてなければいけないと思うのだが体が言う事を聞かない。男はすぐに完全に目を開き自分のペニスを確認させられてしまう。

 

「胸で奉仕する?違うわよ。手で弄ぶのはやめたの。代わりに私のオッパイで犯してあげる・・・手で搾り出すのも容易い事だけど・・・もっと坊やを侮辱した方法でイカせてあげようと思ってね。ほら、オッパイを動かすわ・・・いい?すると同時にあなたの腰も動き出す・・・」

 

エルザはペニスを挟んだ胸を上下させると同時に、男の腰を軽く押す。すると男の腰はエルザのパイズリに合わせて『カクン』と動く・・・一度動き出すともう止まらなかった。今の男の体は理性よりも本能が勝っている。快感を貪ろうとエルザの胸に自分からペニスを擦りつけてしまう・・・

 

「ふふ・・・いいの止まらないとイッちゃうのよ?女にオッパイでいいようにされて無理矢理イカされちゃうの?イッたら終わりだよ?坊やの命も、折角守り通した秘密も全部漏れちゃう。精液と一緒にビュクビュクって漏らしちゃうのよ?」

 

男は歯を食いしばって必死に耐えようとする。だが相変わらず腰は男の止めようとする意思に反してガクガクと動き続け止まらない。先程までイク寸前まで扱かれていたペニスではこれ以上耐えられるわけも無かった。

エルザは男を再び完全に追い詰めたところでパイズリを止めた。

 

「ふふ、今からあなたに2つの暗示をかけるわよ・・・良く聞きなさい。これが最後の暗示。これに打ち勝てたらあなたの勝利・・・あなたは解放されるいいわね?良く聞きなさい」

 

男が解放される事などありえない事だ。男とてそれは分かっている。だが今の極限まで追い詰められた状態で与えられた希望・・・男はそれに縋らざるを得なかった。

 

「まずは一つ・・・坊やははこれから腰を一度振るたびに一歳若返るわ。今は二十代後半って所だから・・・十何回も腰を振れば、若かりし頃に・・・初心だったあの頃の心に・・・体に戻る・・・本当の『坊や』になってしまう・・・いいわね?」

 

男は知らず知らずのうちに頷いていた。エルザの言葉を信じ、鵜呑みにし、自分が助かる可能性を信じる為に、エルザの馬鹿みたいな暗示ですら信じ込む・・・

 

「そして二つ・・・もし万が一、あなたが射精・・・精液を漏らしてしまえば、それと同時にあなたが秘密にしていた事があなたの口から溢れ出す。精液のようにドピュドピュと・・・止める事は二度と出来ない。いいわね?」

 

男はしっかりと頷いた。これに勝って、生きて帰るんだ・・・哀れな男は心からそう思っていた。

 

「じゃあ勝負よ。後十分耐えられたらあなたの勝ちにしてあげる。私は何も動かないわ。こうしてオッパイで挟んでるだけ・・・」

 

エルザは時計を取り出すと男の見える場所に置く。秒針がゆっくりと動くのを男はじっと眼にする。

 

「挟まれてるだけでもイキそうでしょ?あなたのオチンチンは弱いから・・・あなたの心もそう。すぐに挫けてしまうわ。虚栄心で塗り固められたちっぽけな心・・・ホントは強くなんてない。意気地なし・・・私は知ってるのよ?快楽に忠実で・・・敏感で・・・早漏。絶対に耐えられないわ。結局は自分から腰振ってイッちゃうのよ。そう、絶対にね・・・」

 

エルザは自信たっぷりに言う。男のペニスはエルザの胸の中でビクビクと蠢いて未だに我慢汁を垂れ流している。その為、時間がたてばたつほどエルザの胸は潤滑力を増し、威力を増していく。

 

「ほら、もう腰が動きそうじゃない?まだ一分もたってないんだよ?それなのにいいのかな・・・一回腰振ったら・・・覚えてるよね?そう、一歳若返る。若返れば若返るほど、オチンチンはさらに敏感になって・・・いずれは女の裸の写真みてるだけでイクことが出来たあの頃に戻るの・・・可愛い童貞オチンチン・・・」

 

時計の針がゆっくりと、確実に進んでいく。男はその様子を見つめながら必死に誘惑と戦う。だが秒針は遅々として進まず、男は絶望感に打ちひしがれて行く・・・

 

「まさか勝てる・・・なんて思ってないよね?忘れたの・・・坊やは私には絶対に敵わない。私の言った事は絶対・・・坊やは射精する。イキたく無くて、必死に耐えて、我慢して、それでも最後には可愛い声で『イクぅぅッ』って叫びながら無様に射精するのよ」

 

エルザの言葉に男のペニスがビクッと震える。エルザの暗示が、呪いにも匹敵する魔法の言葉が男の心を蝕んでいく。

 

「イキたい・・・イキたくてたまらない・・・オチンチン、オッパイに挟んでもらってゴシゴシ扱いてもらってドピュドピュって射精したい!したいよ、したいよねぇ?・・・大丈夫よ、ちゃんと出来るから・・・ふふ、イキたくないって?そう、じゃあ頑張らないとねぇ・・・」

 

五分が過ぎた。だがエルザに焦りは無い。本当は分かっているのだ。その気になれば男をイカせるのに一分も必要ない。だがただ射精させるだけでは駄目だ。エルザのプライドに傷をつけた男には屈辱の中でイッて貰わなければならない・・・

 

「ねえ、そんなに苦しいんだったら一回くらい腰動かしてみたらどう?少しは楽になるかもよ・・・一歳位若返った所で今と何も変わらない・・・そうでしょ?ね、そうしましょうよ・・・一回腰振って楽になって、それから残り半分を頑張りましょ?」

 

エルザの提案を男は飲んでしまいそうになる。それ程男は追い詰められていた。実際、エルザが4〜5回胸でペニスを刺激すればそれだけで射精に到るだろう。無論、エルザの『許し』が出ればの話ではあるが・・・

男は動かない。必死に誘惑と戦っている。初めから勝利など有り得ない戦いとは知らず必死に戦うその姿は道化を通り越して、最早哀れとしか言いようが無かった。エルザはその様子を満足気に見つめると、地面についていた膝を僅かに前に出し男の脚を気づかない程度に軽く押した。

 

「あ・・・?」

「はい、一回・・・」

 

男は急に足元を掬われた事で僅かにバランスを崩し、前のめりになってしまった。その為、腰が僅かに動いてしまう・・・ホンの僅かな動きだ。エルザの胸の中を一往復する程度の僅かな動き・・・

 

「二回、三回・・・いいの?そんな風に考えなしに腰振ってたらどんどん若返って・・・童貞オチンチンに戻っちゃうよ?そしたら耐えられないでしょ?負けちゃうよ?私のオッパイに負けちゃうね・・・ふふ、うふふっ!!!」

「あぁ・・・?あぁぁっ!!??」

 

先程と同じだ。一度腰を降り始めたが最後、もう自分では止められない。暗示によって体はどんどんと若い頃の感覚に・・・敏感になって行く。それは分かっているのだが、それでも男には為す術が無かった。一度腰を振るたびに体は敏感になり更なる快感を求め、再び腰を突き出してしまう。後一回、後一回だけで止めよう・・・男はそう思いながら止まることなく腰を振り自らを更なる窮地に追い込んでいく。

 

「10、11、12・・・ふふ、これでもう童貞チンポだね。あれだけ注意したのに腰を振るから・・・只でさえ敏感の早漏オチンチンだったのに今は・・・もう口では表現できないわねぇ?いい気味だわ。あの時、素直に私の手でイッてればこんなに苦しまずにすんだのにね?でもそれももう終わりよ。いい?このオチンチンじゃもう私のオッパイに耐える事は出来ない・・・後一度腰を振ったらそれでお仕舞い。いくら止めようと思っていても、オチンチンがビクビクッてして精液が勝手に漏れてそれで全て終了。あなたの秘密も精液と一緒に溢れ出る。さあ、いいわよ・・・私のオッパイに犯されちゃいなさい・・・」

 

エルザは男が12回腰を振った時点で男の腰に軽く手を当てて腰振りを静止していた。男に自分の置かれている状況を今一度把握させるためだ。そして手を離す。男の腰が弓なりになり、最後の腰振りを開始する。止めなければ射精・・・即ち敗北と死が待っている。だがそれでも男は腰を止める事が出来なかった。男はエルザの快楽に完全に屈していた。

男のペニスがエルザの胸の間を走り抜け・・・静止する。男の目は完全に見開き、だらしなく口を開き涎を垂らしている。見る見る内にカリが膨らみ、竿が飛び跳ねるように動き始める。

 

「来た!来るよ、昇ってくる。あなたの精液!ほら、我慢して?腰に力入れて・・・早く止めないと出ちゃう!出ちゃうよ?あぁっ、駄目!イッたら終わっちゃう!!負けちゃうよぉ・・・あぁんっ、オチンチンイクっ、イッちゃうの?イカされちゃう・・・オッパイで・・・オッパイに挟まれただけで精液お漏らししちゃうのね?そんなの情けない・・・情けなすぎるよぉ・・・嫌だ嫌だ!嫌だねぇ?イキたくないよね?お漏らししたくないよね?オチンチンから白いの吐き出しちゃうよぉ・・・お姉さんにお願いしてみたら?『オチンチンいじめないで』って『精液搾るのやめて下さい』って!許してもらえるかもよ!?」

 

男はペニスを精液が駆け上がってくるのを感じた。敗北感と、それを塗りつぶすほどの圧倒的な開放感が男を支配していた。『やっとイケる・・・』それが男が感じた唯一の事だった。

 

「出ちゃう!精液漏れちゃうぅぅ!!負けちゃう、お姉さんのオッパイに負けちゃうよぉ!!坊やのオチンチンもう駄目だ、あぁ!!イク!イクぅぅ!!!・・・ふふ、イッちゃ駄目!!」

 

精液が放たれる寸前、エルザは高らかに叫んだ。そして素早くペニスを胸から解放する。男は喘ぎ声とも悲鳴ともつかぬ絶叫を上げた。心の底からエルザに屈服し、既に射精も覚悟していた。それなのに、それなのにこの女は最後の最後で男を突き放したのだ。既に快感は男の忍耐力をとっくに越え、通常なら射精してしまっている。だがエルザの暗示によってコントロールされた体は限界を超え、絶対的な快感にも打ち勝つほどの忍耐力を与えていたのだ。これが通常の人間なら幾らエルザの暗示があっても耐える事は出来なかっただろう。だが男は精神的にも肉体的にも鍛えられた猛者である。皮肉な事に、その強さが限界を越えた快感を耐える力を生んでいたのだ。

 

「あはははっ!いい顔だわ!そんな顔が見たかったのよ!否が応でも敗北を受け入れさせられて、そしてその敗北を受け入れたところで更なる絶望に直面した、その顔!ふふ、あははっ!でもまだ終わりじゃないのよ?」

 

何を思ったのかエルザは男を縛り付けていた鎖を外す。手足が自由になった男は狂ったようにペニスを扱く。だがそれでもイク事は出来ない・・・

 

「無駄よ!イケないわ!私の許しが無い限りはね!それよりいいの?最後のチャンスよ、今逃げたら逃げ切れるかもしれないわ。見張りはいないし、この部屋の扉の鍵も開いている・・・さあ、どうしたの?私を殺して逃げて御覧なさい!」

 

エルザは男の前に無防備に体を晒す。しかし男は動く事が出来ない。勝てる気がしないのだ。目の前に立つ細い、弱弱しい女にまるで勝てる気がしない。エルザが体に僅かに残った衣服を脱ぎ去りながら一歩一歩近づいてくる。近づいてくる裸の女に脅え、男は尻餅をついて後ずさりする。だがすぐに背は壁について逃げられなくなってしまう。そんな男をエルザは跨いで上から見下ろした。

 

「もう逃げられないわよ?・・・今度こそ本当に最後。坊やにかけられた催眠を少しだけ解いてあげる。私に言われたとおり射精してしまうと言う暗示と、敏感になった体を元に戻してあげる・・・いい?私の指がなるとあなたの体、思考はあなたの物に戻る・・・元通り・・・いいわね?」

 

パチッ

 

エルザが指を鳴らした途端、体が軽くなったような感覚と共に男に力が戻ってくる。そして薬の効果も薄れてきたのか、思考も明瞭になり頭にかかっていた靄は綺麗に晴れる・・・限界まで張り詰めたペニスを除けば男の体はエルザと対峙した、その瞬間まで戻る。ただ一つの暗示を除いて・・・時計の針が残り一分を切っていた。

 

「・・・・・・」

 

エルザは無言で男を見下ろしている。男もエルザの次の行動を戦々恐々として待っている。

「よく耐えたわね?最後のは私のお陰だけど・・・それでもあなたは立派だったわ。よく頑張った。悔しいけど認めてあげる。あなたは強い男よ。とても強い男・・・だからご褒美をあげる」

 

エルザはクルリと後ろを向いた。美しい背中と尻が男を魅了する。

 

「行きなさい。いいわよ、私が認めたあなた・・・ここまで耐えた男は初めてだもの・・・敬意を表するわ」

 

逃がしてくれる・・・男は入り口の扉を確認する。鍵はかかっていない。先程とは違って体も完璧ではないが自由に動く・・・武器も何も無い、脱出できる可能性は低い。だが賭けて見る価値はある。さっきまでのエルザとの『勝負』の何倍も勝ち目はあるように思えた。

 

「・・・ありがとう」

「・・・どういたしまして」

 

男は複雑な気持ちながらエルザに礼を言った。

そして立ち上がろうとしたその瞬間、エルザの体がカクリと倒れこみ自身の腰に座り込むのを見た。エルザが振り返り、いやらしく微笑むのを、時計の針が5秒でタイムリミットを迎えるのをスローモーションのように見た。

 

ニュププッ!!!

 

限界ギリギリのペニスが熱い肉の沼に捕らえられる。男であったが最後、誰も逃げる事は出来ない魔性の膣に男のペニスが飲み込まれる。

 

「ひっ!?あぁぁっ!!??」

「イキなさい!いいわよ、私が認めたあなた!ここまで耐えた男は初めてだもの!敬意を表するわ、敬意を表して私の中に出させてあげる!!」

 

エルザはポカンと自分の顔を見つめる男に軽く口づけをすると、無常に腰を振った。男の我慢が、プライドが、責任感が、ペニスと一緒にエルザの膣内に舐め回され溶かされていく。それら全てが精液となって尿道を駆け上がった。

 

「残り一秒、残念だったわね?坊やの負けよ・・・色々あって、色々頑張ったけど・・・ぜぇんぶ、無駄。結局結末は一緒。坊やは私に無理矢理犯された。精液を強制的に搾られた・・・身も心も完璧に・・・私の力で犯された・・・犯されちゃったのよ?残念だったわねぇ・・・ほら、オチンチンが膨れ上がってきた。もう止まらない。もう止めてあげない・・・いいのよ?イキなさい、ほらっ、ほぉらっ・・・イケッ、イケッ、イケッ!!オチンチンから精液どぷどぷって、情けない、可愛らしい声上げながらイッちゃいなさい!!あら?最初に言ったでしょ?忘れたの・・・我慢なんて無駄だって。オチンチンから勝手に精液漏れちゃうって・・・言ったでしょう?ほら、私の顔を見なさい。そう、そうよ!屈辱でしょう?恥ずかしいでしょう?その顔が見たかったのよ!さぁ、出るわよ。これで本当にお仕舞い・・・それで坊やの今までの苦労は全て水の泡!・・・・・・わかってるわよ?イキたくないのよね?イッちゃったら全部終わりだもんね・・・・・・いいわよ。別にイカないでも・・・我慢できるのならね!でも我慢できなくなるまで続けるわよ!坊やがオチンチンから精液お漏らしするまで絶対にやめてあげない!さあ、観念なさい!止めを刺してあげるわ!ほぉら!ほぉら!ほぉら!それそれそれそれ!!!白いオシッコお漏らししちゃいなさいっ!!イクのよぉ!!」

「あぁ、だ、だめ・・・うぐうっぁっ!!イ、イクぅぅッ!!!!」

 

どぷぴゅっ!びゅびゅびゅるるっ!!!

 

男は酷く情けない、甲高い可愛らしい声をあげながら、ついにエルザの腰振りに耐え切れなくなり屈服の証を膣内に注ぎ込んでいく。まるで蛇口の栓が壊れたかのように大量の精液がエルザの中に吐き出されていく。

 

「あははっ!とうとう観念したわね!?お姉さんのオマンコに耐えられなくなって精液漏らしちゃったのね・・・残念ねぇ?折角守り通してきた大切な精液が私に食べられちゃって・・・坊やの精液が私の中で溶けていく!一滴残らず吸い出してあげるから覚悟しなさい!精液も、プライドも、思考もぜぇんぶね!あははははっ!!!!!」

 

エルザは腰を一層激しく振ると男から精液を搾り出していく。すると、喘ぎ声を上げていた男に変化が起こった。突如、意味のある言葉を叫び始めたのである。それはこの数ヶ月男が必死に守り通してきた秘密だった。その数ヶ月の努力全てが精液と共に吐き出されていく・・・

 

「いい子ねぇ?ご褒美に全部抜いてあげるから・・・遠慮しなくていいのよ?もうどうしようもないんだから・・・快楽に狂ってしまいなさい!坊やのオチンチンはもう一時だって我慢なんて出来ないんだから!この敏感の童貞チンポ、こんな情けない早漏オチンチンでよくもまぁ、私に抵抗してくれたわね!これはその報いよ!ほらっ!言いなさいよ!『僕のオチンチン、エルザ様に負けちゃいました』って言いなさい!最後の一滴の精液吐き出しながら言いなさい!!」

「うぅぐっ・・・あぁぐぅうっ・・・『僕のオチンチン、エルザ様に負けちゃいました』ぁぁぁ・・・うぅぅぁあぁぁっ!イクぅぅっ!!!!」

「いい様ね!もう全部私の物よ!あなたの体も心もオチンチンも精液も!み〜んな私が奪っちゃったんだから!あはははははっ・・・・・・・・・・」

 

エルザの笑い声が部屋中に響き渡る。男はエルザの尻の下で何度か痙攣するように動いた後、全く動かなくなった。エルザはそれでも暫く腰を振るのをやめなかった・・・

 

 

数分後・・・

 

「ご苦労様でした」

 

精液まみれのエルザに軍服を着た男がタオルを差し出す。

 

「ちゃんと録音できた?」

「はい、抜かりはありません」

「よろしい。少し可愛い子だったから時間かけすぎちゃったかな・・・今日は後何人だっけ?」

「三人残っています」

「そ、じゃ今度は手早く一人十分くらいで終わらせましょ。あ、この子一応生きてるけど心は死んでるから適当に捨てておいてね」

 

エルザは男と会話をしながら部屋を出て行く。その日は、あるスパイの男の命日・・・『催淫術士』エルザにとっては普段どおりの火曜日だった・・・

 

                                    ‐完‐




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