成人向け催眠小説 私の両手(仮)


「せんぱぁ〜い」

ちょっと、可愛らしい声で俺を呼んだのは1つ下の演劇部の後輩で坂下みきだった。

幼い顔をしてるのにスタイルはかなりいい、ウチの高校のちょっとしたアイドル的存在の美少女だ。おまけに演技力バツグンでウチの演劇部のホープだ。

「どうした?」

「先輩はぁ、もう出し物決めました?」

出し物というのはもうすぐ卒業する3年生に対して例年行われる部活内でのパーティー、通称“追い出し会”で行われるちょっとした一発芸である。

「いや、まだ決めてないけど…」

「ならぁ、みきと一緒にやりません?」

「でも、他から誘われてなかったのか?」

「だってぇ、他の人の出し物はぁ、面白そうじゃなかったしぃ…」

「まぁ、別にいいけど…」

「じゃあ、今日の放課後に部室でいいですかぁ?」

「えっ、今日?」

俺が渋ったのは、今日が期末テスト最終日で連日の徹夜で疲労がピークに達していたからだ。

「だめですかぁ?」

うっすら目にナミダを浮かべ、ちょっと上目づかいで俺を見てくる。

―こいつ、俺のツボを心得ている…。くそぉ、この表情に弱いのに…。

「わ、わかったよ。じゃあ、放課後な」

「はぁ〜い」

そういうとケロッとした顔で去っていった。

―さ、さすが演劇部のホープ…。

などと感心しながら、俺は1時限目のテストに向けて最後の悪あがきを始めた。

 

 

 

キン〜コ〜ン カ〜ンコン〜

テストも全て終わり、俺は部室に向かった。

部室に入るとそこには坂下みきだけがちょこんと座っていた。

テスト最終日だから他に誰かしらいるかと思ったが、誰もいなかった。

「で、出し物何にするんだ?お前のことだし、一応決まってるんじゃないのか?」

そう俺が聞くと、

「えへっ、さすがです、先輩。実は催眠術にしようと思ってるんですよぉ〜」

「…えっ、なんて?」

「催眠術ですよぉ、催眠術!ずっと前にテレビで催眠術ショーをやってるの思い出して、これなら面白そうって思ったんですよぉ」

「で、なんだ?俺に催眠術にかかれって言うのか?」

「かかったフリだけですってぇ、それっぽくしてくれればいいんですよぉ」

「他に頼める奴いただろ?俺は裏方としてこの部に入ったんだから、演技なんてムリムリ。」

「先輩がやるから面白いんじゃないですかぁ。それともぉ、あたしがかかりましょうかぁ?」

俺が学園のアイドル坂下みきに催眠術をかける?そう考えた途端、背筋がゾクッとした。

しかし次の瞬間、理性が危険信号を発した。さすがにそれはマズイ。俺の煩悩を見抜いたのか、みきが俺の背後にまわりこみ

「せ・ん・ぱ・い?」

と囁きかけてきた。

「わ、わかった。やるよ、やればいいんだろ?」

雰囲気にのみ込まれそうになった俺は承諾することで、危機を脱しようとした。

「えへへ、お願いしますぅ。じゃあ、早速練習しましょうか。」

「練習って何すればいいんだ?」

「まずはぁ、このイスに座ってください。」

俺は言われたとおりに座った。

「楽にしてくださいねぇ、リラックス、リラックス」

そう言いながら、みきは部室のカーテンを閉め、電気も消し始めた。

「おいっ、何もそこまでしなくてもいいんじゃないのか?」

「雰囲気作りですよぉ、まずは形から入らないとあたしが役になりきれないんですぅ」

―あくまでも役作りか…コイツらしいな。

なんて思うとなんとなく緊張していたのが解けた。これは部活の一環だと思うと楽になった。

「先輩、これ見てください。」

そう言ってみきはポケットからライターを取り出した。

―コイツ、こんな小道具まで用意してたのか。

ちょっと感心しながら、ライターの火を見つめた。

「しっかり見てくださいねぇ」

そう言いながら、ライターを左右に揺らし始めた。

「ちゃんと見ててくださいねぇ」

『なんだか、目が疲れてきませんか?ほら、まぶたがどんどん、どんどん重くなってくる』

『さっきより、まばたきする回数が増えてきてますよ。いいんですよ、目を閉じても』

俺は目を開けるのが辛くなって目を閉じた。

『今日はテストで疲れてるから、寝てしまっても構いませんよ』

みきは俺の後ろに立ってるらしい。肩をそっと掴んで、俺の体をゆっくり揺らし始めた。

『私が10数えると先輩は深〜い眠りにつくことができます』

『10…

9…

8…

7…

6…

5…

4…

3…

2…

1…

あなたは今、深くて霧がかかったところにいます』

『こわいですか?大丈夫ですよ、私がそばにいます。あなたは私の声を聞くととても安心します。まるで、私の声があなたの中に染み込んでいくようですね。あなたは深く考えなくていい。あなたは私の声を素直に信じてしまう。』

『ここでは、あなたが口にしたことが真実になる。それはあなたの心の声だから。そうでしょう?あなたの身体が気持いと感じれば、あなたは気持いと言ってしまう。それなら、あなたが気持いと言えば、身体も気持ち良くなるはず。心と身体は一つだから、それは当然よね。』

『ひとつ試してみようか。右手をゆっくり挙げてみて。ゆっくり、ゆっくり』

『右手に意識を集中させてみて。なんだか、いつもより重く感じない?』

「…おも…い」

『ほら、今‘重い’って言ったからさっきよりも重く感じない?』

「…うん…おもい…」

『ほら、また重くなった。右手を挙げるのがつらくなってきたね。』

「…つらい」

『なら、右手の感覚を失くしてしまおう。そうすれば、つらい思いをしなくてもすむ。』

『どうすればいいか、分かる?きみが声に出せばいいんだよ。右手の感覚がだんだん無くなる…無くなるって。』

「みぎ…て…の感…覚が…だんだん…なく…なる…だん…だん…なくなる…なくなる…」

『ほら、もうすぐで右手の感覚がなくなるよ。』

「…み…ぎて…の…かん…かくが…なくなる」

『もう完全に右手の感覚がなくなったね。今度は左手の感覚もなくしちゃおう。さっきみたいに、左手もつらい思いしたくないでしょ?』

「…うん」

『大丈夫。さっきより簡単にできるはず。やってみよ。私がついてる。』

『左手の感覚がすぐになくなる…すぐになくなる。』

「ひだ…りての感…覚が…すぐになくなる…すぐに…なくなる…」

『ほら、すぐに感覚がなくなったね。感覚が無くなっても動くのかな?ちょっと右手をお腹上に乗せてみようか。』

「…うん」

『変な感じがしない?まるで自分の手じゃないみたいな感じがするよね。』

「…うん」

『この手は本当に君の手?もしかしたら、違うかもしれないよ。』

「…」

『でも、ここには君と私しかいないよ。もし、この手が君の手じゃなかったら誰の手だと思う?』

「…あなたの…手」

『だとしたら、こっちの左手も君のものじゃないかもしれない。だとしたら、誰のもの?』

「…あなたの…もの…」

『そう、この両手は私の手だよ。君のものじゃない。そうだよね?』

「…うん」

『今から、右手を動かすね。まずは服の下にもぐって直接お腹を擦ってみよう。』

「…あっ…」

『フフッ、くすぐったい?もう少し上を触ってみようかな?私の手は君のことが分かるんだよ。どこが気持いのかも。』

「…あん…」

『かわいい。女の子みたいな声出して。乳首気持ちいい?じゃあ、しばらく乳首は触ってあげないよ。乳首のまわりを円を描きながら近づいたり、遠ざかったりしてあげる。』

「…」

『切ないね。でも、こうされるとどんどん、どんどん性感が高まってくるでしょ?』

「…うん…高まる」

『左手でもしてあげる。』

「…やんっ…」

『もうそろそろ、乳首触ってあげようか?』

「…さ…わって…」

『いいけど、君は乳首だけでイきそうになるよ。でもイけないの。君のことがわかる私の両手は君がイきそうになると、乳首を触るのをやめてまた円を描きながら近づいたり、遠ざかったりするの。でも、落ち着いたら乳首を触ってあげる。これを繰り返してあげるからね。』

「…そん…な…」

『ほら、触ってあ・げ・る。』

「…あっ…あんっっ!!」

『ウフフッ、本当にかわいい声を出すのね。苛めがいがあるわ。』

「…おね…がい…イかせて…あんっ」

『本当につらそうね。分かったわ、その代わり“ボクはお姉様のマゾ奴隷です”って言いなさい。』

「…ボ…クは…お姉…様の…マゾ…やんっ!」

股間あたりに電気が走った気がした。

『聞こえないなぁ、イかせなくてもいいってことかしら?』

「…イきた…い…です…」

『なら、大きな声で5回は言ってもらおうかしら?』

「ボクはお姉様のマゾ奴隷です」

「ボクはお姉様のマゾ奴隷です!」

「ボクはお姉様のマゾ奴隷です!!」

「ボクはお姉様のマゾ奴隷です!!!」

「ボクはお姉様のマゾ奴隷ですぅ〜〜〜!!!!!!!!!!!」

『よく、できました!でも、まだ何か足りないな。』

「…そ…んな…」

『次は“ボクは射精すればするほど、お姉様の催眠にかかりやすくなります”って言ってもらおうかしら?』

「…」

『どうしたの?言えないの?』

「ボクは射精すればするほど、お姉様の催眠にかかりやすくなります」

「ボクは射精すればするほど、お姉様の催眠にかかりやすくなります!」

「ボクは射精すればするほど、お姉様の催眠にかかりやすくなります!!」

「ボクは射精すればするほど、お姉様の催眠にかかりやすくなります!!!」

「ボクは射精すればするほど、お姉様の催眠にかかりやすくなりますっっ!!!!!」

『あらあら、これは5回も言えなんて言ってないのに。そんなに私の催眠にかかりたいのね。分かったわ。イかせてあ・げ・るっ』

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」

ビクッビクッ!!

『あははっ、乳首だけでイったの?なんて無様なの!これからも楽しませてよね?マゾ奴隷先輩っ!!』

 

〜つづく?〜
















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