成人向け催眠小説 ゆきうた



ユキ・・・お兄ちゃんの事が大好きな妹

兄・・・妹の事をいつも気にかける優しい兄

鷺沢さん・・・兄の事が好きな子






ねぇ、お兄ちゃん・・・

血の繋がった兄に対して恋愛感情を抱くのはおかしいの?

口にして聞いてみたいけど、そんな勇気は私には無い・・・

怖いんだ、拒絶されるのが

今の関係さえ失ってしまう事が、仲の良い兄妹で居られる今を失ってしまう事


でも、お兄ちゃんが私の手の届かない所に行ってしまうのを黙って見ていられ
ないよ・・・

お兄ちゃん、私をもっと見てよ・・・

お兄ちゃん、私をもっと愛してよ・・・

お兄ちゃん、私をもっと求めてよ・・・

お兄ちゃんが私の全てなんだ

だから私ね、勇気出してお兄ちゃんにこの気持ち伝えるよ

それで駄目なら私は・・・







「おはよう、ユキ」

「おはよう!お兄ちゃん!」

いつものように挨拶を交わし朝食を取り始める私たち

「相変わらずユキの作る朝食はおいしいなぁ」

「お兄ちゃんは何を食べてもおいしいしか言わない・・・あんまり嬉しくない
よー・・・」

嘘、本当は飛び上がりたい位に嬉しい、お兄ちゃんに褒めてもらうためにいつ
も朝食を作っている

「父さんと母さんが帰ってきたら多分びっくりするぞ?」

私達の両親はともに学者であり殆ど家には帰らない、でもそれを疑問に思った
り、不満に思ったことは無い

物心着く前からそうだったし、偶に家に帰ってくれば惜しみなく愛情を注いで
くれた

そして寂しいと思った事なんて無い、だっていつもお兄ちゃんがそばに居たか


「でも、いつ帰ってくるのかなぁ・・・?」

「・・・さぁ?」

基本的に家には二人きり、それが当たり前だ

休日の朝にしては少し暗い会話なのかな?

「ねぇ、今日はお兄ちゃんは予定とかあるの?」

 ある、私は知っているでしょう?

お兄ちゃんが答えるよりも早く私の中の私が答える・・・

「ああ、今日は友達と遊びに行って来るよ、カラオケとか行くらしいな」

そうだ、クラスの友達と遊びに行く話しをしていたのを私は聞いている

遊びに行くのは別にいい、お兄ちゃんだって付き合いがあるし当然の事だと思


でも、そのクラスの友達の中にあの子が居るのは気に入らない

いつもお兄ちゃんの事を見ているあの女・・・

たしか鷺沢さんとかいったかな?まぁ、そんな事はどうでもいい

このままお兄ちゃんを行かせたらもう兄妹でしか居られなくなる

嫌だよ、兄妹で、恋人で、夫婦で・・・

もっとお兄ちゃんに近づきたい、もっと・・・もっと・・・

「おい?ユキ?聞いてるのか・・・?」

「ねぇ、お兄ちゃんクラスに居る鷺沢さんのことどう思ってるの?」

「鷺沢さん?いきなりどうしたんだ?」

「きっと鷺沢さん、お兄ちゃんの事好きだよ」

「いきなり何を言い出すんだ?鷺沢さんとは隣の席だし良く話すけど・・・」

知ってる、お兄ちゃんの隣は私の場所なのに・・・

絶対にお兄ちゃんを渡したくない、絶対にだ

「きっと今日お兄ちゃんに告白するんだ、そして恋人になって、キスして、そ
れから・・・」

「ちょっと待て!?いくら何でも話が飛躍しすぎだ、落ち着け・・・?」

「お兄ちゃん・・・行かないでよぉ・・・私を一人にしないでよぉ・・・」

胸が張り裂けそう、お兄ちゃんの事を思うだけで切ない

「ユキ、大丈夫だよ?お兄ちゃんはお前のそばに居る、今日は遊びに行くのは
無しだ」

お兄ちゃんは私が泣いてる時いつもそばに居てくれた、

私が泣いている記憶にはいつもお兄ちゃんがいる、そしていつもこう言ってく
れんだ

-ユキ、大丈夫だよ?お兄ちゃんはお前のそばに居る-

いつからだろう、そばに居てくれるだけでは満足できなくなったのは

「お兄ちゃん、ずっと私のそばに居て・・・?」

「ああ・・・そのつもりだぞ?」

嬉しい、そのままお兄ちゃんの唇を奪う

「んっ・・・」

「なっ!?ユキ!?おぃっ!?」

わたしお兄ちゃんとキスしてる、嬉しい!嬉しいよ!!

「私もうお兄ちゃんの妹だけじゃ嫌だよ・・・妹で恋人で・・・もっとお兄ち
ゃんに近づきたい・・・」

言えた、私の気持ちお兄ちゃんに伝えたよ!

「本気で言ってるのか?ユキ?」

「本気だよ、お兄ちゃん・・・大好きなお兄ちゃんともっとキスしたいよぉ・・・」


「ユキ・・・」

これが私が勇気を出した4月の話・・・

























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